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特別企画 [PR] Web Designing 2023年10月号

Web制作会社が落ちない・速いを実現したCMSとは? 静的ならではのシンプルさが鍵

2023年春、法政大学中学高等学校(以下、法政中高)のWebサイトがリニューアルしました。リニューアルを機に新たに導入されたのは、株式会社サイズが提供するCMS「Web Meister G」。依頼の経緯などについて、サイズの糟谷博陸さんと安武茂夫さんにお話を伺いました。

糟谷博陸さん
株式会社サイズ 代表取締役/プロデューサー
安武茂夫さん
株式会社サイズ システムエンジニア

 

Web Meister G
https://www.web-meister.jp/
Webサイトに求められる各種機能を実装する静的CMS。多数の大手企業や学校が導入しており、安全性と表示速度の速さ、マニュアルを必要としない使いやすさが特徴です。初期費用10万円+運用費1万円(月額)の中小企業向けライセンスも用意されています。

 

法政大学中学高等学校
https://www.hosei.ed.jp/
スクリーンサイズによって画面のレイアウトが3段階(左は1280pix以上、(1)は901~1280pix、(2)は900pix以下の画面例)で変化するレスポンシブWebデザインを採用。驚くほど滑らかに変化する様子を是非一度ご確認ください(各ページの表示速度は約0.3~0.4秒!実際に速さを体感してみてください)

 

アクセス集中に強いWebサイトへ 法政中高の要望にWeb Meister Gで応える

2022年9月、法政中高のWebサイトリニューアルに向けたコンペが行われました。制作会社に課された条件は、受験生全員が同時にアクセスしても落ちない&速いこと。それまでの同校のWebサイトは、合格発表やオープンキャンパスの申し込み時に高確率でページが重くなっていたのです。受験生の今後を左右する大事な場面ということもあり、さくさく動くWebサイトへの改善は急務でした。

このコンペには、法政大学のWebサイトを約10年担当していたサイズも参加。

「Webサイトが重くなるのは、動的サイトだったことが一番の原因でした。そこで弊社が開発した静的CMS『Web Meister G』の導入と、Webサーバにプログラムを置かないことを提案しました。以前は一時的にサーバを強化してアクセス集中に備えていたようですが、イベントのたびに追加費用を払うのは負担が大きいですよね。その点、静的CMSは動的CMSと比べて高い安定感があるのでそういった心配はありません」(糟谷さん)

 

静的サイトならではのシンプルな構造で担当者の自走力もアップ

採用から納品まで約半年。同社はより可用性が高くて速いWebサイトを目指し、開発を進めました。

「今回、アクセス集中に強くて速い状態を保つために静的コンテンツ専用ストレージ『S3』を使用し、問い合わせや入試イベントの申し込みにはGoogleフォームなどの外部サービスを活用しました。また、画像やテキストを一気に読み込めるHTTP/2に接続する仕組みも設定。これらの実装が見た人が実際に感じる速さや気持ちよさにつながっていると思います」(安武さん)

このリニューアルにより、高い安定感かつ高速なWebサイトが生まれました。もちろんつながりにくい、重いといったトラブルは現在に至っても1度もありません。そして、リニューアルにあたりCMSの設計がシンプルになったことで、運用面にも効果が表れています。

「多くのCMSは管理画面の構造が複雑で、どこを触れば目当てのページを更新できるのかわかりづらいことも…。法政中高さんもリニューアル前はその点で苦労されていたようですが、Web Meister Gの管理画面は実際のページと同じツリー構造(トップページの下にカテゴリページ、さらにその下に詳細ページの操作メニューがある)なので、初めてでも直観的に操作が可能なことにより、担当者の更新の自由度がアップしました。また、Webサイトの構造や全容がわかりやすくなったのが情報整理のきっかけにもなり、積極的なコンテンツ発信のモチベーションにもつながっています」(糟谷さん)

昨今はWebサイトといえば動的サイトを考えるWeb担当者も多いかもしれませんが、今回の法政中高Webサイトの事例を見ておわかりのように、静的サイトだからこそ本来の自社の課題を解決し更なる発展につながる可能性は高いと言えます。まずは自社サイトに求める役割や機能をきちんと整理して、Web Meister Gに代表される静的CMSを検討してみてはいかがでしょうか。

ツリー構造の管理画面

 

法政中高Webサイトの構造

高速化を実現させた3つのポイント!
①アクセスが集中した時も高い表示パフォーマンスを維持できるように、CMSサーバ(Web Meister G搭載)とストレージ+エッジサーバ(AWS)を分離
②外部サービスを活用して静的なものだけでコンテンツを構成
③HTTP/2接続(情報の読み込みが速くなる接続方法)で閲覧できるように設定

 

企画協力:株式会社サイズ

掲載号

Web Designing 2023年10月号

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2023年8月18日発売 本誌:1,680円(税込) / PDF版:1,580円(税込)

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構築、レスポンス、更新、業務フロー、ビジネスの成果
CMSでWebビジネスをスピードアップせよ!

CMSを活用した情報発信やWebビジネスにおいて、「高速化」の要望がますます高まっており、オープンソースCMS以外にもクライアントのニーズに合わせてさまざまなCMS が活用されています。

高速化といえば、「ヘッドレス」「Jamstack」といった技術的なキーワードが注目されますが、静的サイトをメインとした MS や、その他独自の技術によりサイトの高速化に貢献するCMS は多々あります。
さらに、技術的な側面だけでなく、体制面や運用面においても「高速化を求められています。
そこで、Web Designing 2023年10月号では、大好評につき5回目となるCMS特集を
機能や技術だけでなく、業務や承認フロー、更新作業など大きな視野で「高速化」を切り口に、
ヘッドレスやAIの進化などもカバーしつつ、今日から実践できるノウハウをお伝えします。

●CMSの高速化はビジネスの高速化に繋がる!
●CMSに訪れる異次元の進化!
●今こそ本気の「CMS高速化対策」
●ヘッドレスCMSによる高速化でSEO・回遊性の向上
●ゼロからわかる「静的サイトジェネレーター」
●CMS担当者のためのセキュリティ・保守入門