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先手は美濃囲いに囲って自然な進行といえます。注目は後手陣。角道を止めたまま端歩を突き越し、金銀を力強く中央に進めています。力戦形を指しこなす清水女流六段らしい駒組みです。中飛車はプロ間でも多く指されていますが、早くも前例のない展開となりました。
（清水女流六段は力戦形に誘導した）
（生姜）
先手の甲斐女流五段は中飛車に構えました。清水女流六段は急戦の態度を示しています。角道を突いていないのがひとつのポイントといえそうです。
（生姜）
（９時45分ごろの対局室。甲斐女流五段が先に到着していた）
（清水女流六段は９時55分に到着。すぐに対局の準備が進められた）
清水女流六段の振り歩先で振り駒が行われ、結果はと金が４枚。甲斐女流五段の先手に決まりました。
（振り駒の様子）
（甲斐女流五段の初手は▲７六歩）
（清水女流六段は△８四歩）
（生姜）
おはようございます。本戦１回戦より、清水市代女流六段－甲斐智美女流五段戦をお送りします。2018年10月10日（水）10時から東京・将棋会館で行われます。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）で使いきると一分将棋。先後は振り駒で決定します。
本局の中継は棋譜コメントを睡蓮記者、ブログを生姜が担当します。よろしくお願いいたします。
（生姜）