終局後は主催紙からインタビューが行われました。
(終局直後の様子)
【斎田晴子女流五段インタビュー】
――1局を振り返っていかがでしたか。
そうですね、昼食休憩のあたりは、山口さんの攻めが厳しかったので自信がなかったのですが、(56手目に)飛車を取ってよくなったと思いました。
――勝ちを意識した局面は?
最後の詰みが見えて。
――ベスト4進出でシード権を獲得されました。
シード権を獲得できたのは大きかったと思います。
――準決勝へ向けての抱負をお願いいたします。
(準決勝の相手は)新人の長谷川さんなのですが、甲斐さんを破っていますので、気を引き締めて指したいと思います。
【山口恵梨子女流初段インタビュー】
――
1局を振り返っていかがでしたか。
そうですね、途中でちょっと集中を欠いてしまって......。昼食休憩明けのところで失敗した気がします。
――(46手目)△3三角への応手でしょうか?
そうですね。その局面は形勢判断がきちんとできていなかったです。
(八雲)
94手まで斎田女流五段が勝ちベスト4進出を決めた。投了以下▲3八桂△2六歩▲同玉△1四桂▲2七玉△2六銀▲2八玉△2七金▲3九玉△3八金までの即詰み。終局は15時15分。消費時間は▲山口2時間42分、△斎田1時間49分。
「(70手目に)△3八銀成を先に決めたので▲6九銀が生じました。そこは単に△2五歩のほうが良かったと思います。ただ、本譜の攻めも厳しく、後手の優勢は変わりません」(田中悠四段)
(八雲)
図は後手が△4九銀と守りの金を厳しく攻めたところ。手筋の一手で、さらにこの手は△3八銀成▲同銀△2七歩▲同玉△2六飛以下の詰めろになっています。仮に後手の持ち駒に金がなくても詰めろという厚い攻め。▲4八銀や▲3九銀と受けても△2五歩で後手の攻めが切れないと見られています。
「斎田女流五段が素早く決めに行けば、早い時間に決着するかもしれません」(田中悠四段)
実戦は図から▲3九銀△3八銀成▲同銀と進みました。
70手までの消費時間は▲山口2時間19分、△斎田1時間24分。
(八雲)
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