2017.03.30
藤井聡太四段の本棚 ―天才棋士は何を読んできたか!?―
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
史上最年少棋士・藤井聡太四段が脚光を浴びています。
昨年12月24日のデビュー戦(対加藤一二三九段=竜王戦)以来、公式戦10連勝無敗と快進撃。
新記録更新がかかる対局(対小林裕士七段=王将戦)は、4月4日に関西将棋会館で行われます(注:藤井勝ち。11連勝を達成)。
非公式戦ですが、アベマTVの特別企画「藤井聡太四段炎の七番勝負」も話題になっています。あの羽生三冠との対戦が実現。放送が楽しみですね。
将棋界の2017年度は、彼の活躍が見どころのひとつになることは間違いないでしょう。
さて、将棋世界2017年1月号で掲載した「ドキュメント藤井四段 ―史上最年少棋士はいかにして生まれたかー」(鈴木宏彦著)の取材でご自宅に伺った際、藤井四段の将棋本棚を見せていただきました。5歳で将棋を覚え、14歳でプロ棋士になるまでの知識のすべてがここにありました。
残念ながら誌面では詳しく紹介できませんでしたが、藤井四段の許可を得て、ここに全蔵書リストを公開いたします。
これをすべて読めば、あなたも藤井四段になれる!?
【実戦集】
・「大山康晴全集1・2・3」(マイナビ出版)
・「羽生善治全局集」(日本将棋連盟)
・「棋聖天野宗歩手合集」内藤國雄(木本書店)
・「将棋年鑑 昭和50年版」(日本将棋連盟)
・「将棋年鑑 平成11年版」(日本将棋連盟)
・「関西新鋭棋士実戦集」豊島将之・糸谷哲郎・村田智弘(マイナビ出版)
・「第68期将棋名人戦七番勝負全記録」(朝日新聞)
・「第8期竜王決定七番勝負 激闘譜」(読売新聞)
実戦集は意外に少ない印象ですね。
現代の王者・羽生善治三冠はなるほどという感じですが、幕末の棋聖・天野宗歩、巨匠・大山康晴十五世名人と古典・近代の実戦集が目を引きます。奨励会時代はネット将棋で腕を磨いていたそうですが、序盤よりも中終盤の技術を学んだのでしょうか。
余談ですが、本棚の写真をご覧のように、取材時は「大山康晴全集」の1巻が見当たりませんでした。なので当初、筆者がまとめたリストには入れていなかったのですが、あとで藤井四段からメールが来て、「1を追加してください。別の場所にありました」と。いまも大山将棋を並べて勉強しているのかな、と想像しました。
・「木村の矢倉(3七銀戦法最新編)」木村一基(日本将棋連盟)
・「佐藤康光の矢倉」佐藤康光(日本将棋連盟)
・「よくわかる矢倉」金井恒太(マイナビ出版)
・「すぐ勝てる!急戦矢倉」及川拓馬(マイナビ出版)
・「康光流現代矢倉2 森下システム」佐藤康光(日本将棋連盟)
・「最新矢倉戦法 3七銀戦法」高橋道雄(創元社)
・「よくわかる矢倉戦法」関根茂(東京書店)
・「佐藤康光の一手損角換わり」佐藤康光(日本将棋連盟)
・「よくわかる角換わり」西尾明(マイナビ出版)
・「羽生の頭脳7 角換わり最前線」羽生善治(日本将棋連盟)
・「これからの角換わり腰掛け銀」吉田正和(マイナビ出版)
・「横歩取り必勝ガイド」稲葉陽(マイナビ出版)
・「8五飛戦法を指してみる本」森下卓(河出書房新社)
・「乱戦!相横歩取り」北島忠雄(マイナビ出版)
・「羽生の頭脳3 急戦、中飛車・三間飛車破り」(日本将棋連盟)
・「将棋基本戦法 振り飛車編」森下卓(日本将棋連盟)
・「新ゴキゲン中飛車」近藤正和(日本将棋連盟)
・「速攻!ゴキゲン中飛車破り」中村太地(マイナビ出版)
・「四間飛車で勝とう!」小林健二(日本将棋連盟)
・「振り飛車破り超急戦ガイド」深浦康市(日本将棋連盟)
・「東大将棋 四間飛車道場10 急戦vs穴熊」(マイナビ出版)
・「相振りレボリューション」杉本昌隆(マイナビ出版)
・「最新定跡 村山レポート」村山慈明(マイナビ出版)
・「アマの知らない最新定跡」村山慈明(マイナビ出版)
・「菅井ノート(実戦編)」菅井竜也(マイナビ出版
・「菅井ノート(後手編)」菅井竜也(マイナビ出版)
・「アマの知らないマル秘定跡」村田顕弘(マイナビ出版)
・「永瀬流負けない将棋」永瀬拓矢(マイナビ出版)
・「飯島流引き角戦法」飯島栄治(マイナビ出版)
・「ライバルに勝つ最新定跡」村山慈明(マイナビ出版)
・「若手精鋭が現代将棋を斬る」戸辺誠・中村太地・村山慈明・永瀬拓矢(マイナビ出版)
・「将棋大観」木村義雄(日本将棋連盟)
さすがに定跡書はたくさんありました。藤井四段はまだ公式戦が少なく、謎の部分が多いですが、角換わりや矢倉は得意のようですね。なので、矢倉と角換わり系の本が多いのはうなづけます。
横歩取りの本もあるので、近いうちに公式戦で見られるかもしれません。
振り飛車系も結構目につきますが、これは対策用の参考にしているのかもしれません。師匠・杉本昌隆七段の本もしっかりありました。
【詰将棋、次の一手、必至問題集】
・「盤上のファンタジア」若島正(河出書房新社)
・「月下推敲」谷川浩司(日本将棋連盟)
・「光速の詰将棋」谷川浩司(マイナビ出版)
・「詰将棋タイムトライアル」伊藤果(日本将棋連盟)
・「詰むや詰まざるや」伊藤宗看・伊藤看寿、門脇芳雄(訳)(平凡社)
・「図式百番」内藤國雄(マイナビ出版)
・「将棋魔法陣」二上達也(日本将棋連盟)
・「からくり箱」酒井克彦
・「信濃路」赤羽守
・「一番星」波崎黒生・中野和夫
・「夢銀河」東京詰将棋工房
・「極光」上田吉一
・「幻の城」三輪勝昭
・「駒の詩」中田章道
・「撫子」創棋会
・「競馬式」岡本眞一郎
・「星河」海老原辰夫
・「詰将棋道場(7手~11手)」勝浦修(マイナビ出版)
・「実戦・詰将棋を楽しむ」大内延介(日東書院)
・「中田章道短編詰将棋代表作」中田章道(日本将棋連盟)
・「古今詰将棋作家名鑑 四百人一局集」(全日本詰将棋連盟)
・「この詰将棋がすごい! 2012年度版」(日本チェス・プロブレム協会)
・「詰将棋パラダイス」2010年6月号~(全日本詰将棋連盟)
・「内藤のカンタン必至」内藤國雄(日本将棋連盟)
・「実戦手筋次の一手」深浦康市(創元社)
・「挑戦!!次の一手難問集」羽生善治監修(マイナビ出版)
・「橋本流中終盤急所の一手」橋本崇載(マイナビ出版)
・「羽生マジック」羽生善治(日本将棋連盟)
藤井四段といえば詰将棋。やはり一番充実しています。ただ、トレーニング向けの問題集は少なく、芸術的な作品集が大半を占めています。さすが小学生の頃から詰将棋創作にも親しんでいただけあります。
詰将棋ファン必読の雑誌「詰将棋パラダイス」は、数えるのが大変なので当初はリストからはずしていたのですが、藤井四段から加えてほしいとメールがきました。やはり詰将棋への愛情は半端ありません。
いつか「藤井聡太四段詰将棋作品集」を見てみたいものです。
【将棋世界】
2000年6月号
2001年10月号
2003年12月号
2005年1月号・9月号・10月号
2006年2月号・8月号
2007年7月号・8月号・9月号・10月号
2008年1月号・3月号・4月号・8月号・10月号・11月号・12月号
2009年1月号・2月号・3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・9月号・10月号・11月号・12月号
2010年3月号・4月号・8月号・9月号
2011年3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・10月号・11月号・12月号
2012年1月号・2月号・3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・9月号・10月号・11月号・12月号
2013年1月号・2月号・3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・10月号・11月号・12月号
2014年1月号・2月号・3月号・5月号・6月号・7月号・8月号。9月号・10月号・11月号・12月号
2015年2月号・3月号・5月号・6月号・7月号・8月号・9月号・10月号・11月号・12月号
2016年1月号・3月号・4月号・5月号・6月号・8月号・10月号
声を出して一番お見せしたかったのがこれ、「将棋世界」です(笑)。やっぱりこれを読まないと強くなりません!
藤井四段が生まれたのは2002年7月19日。21世紀生まれの初めてのプロ棋士なのです。将棋を覚えたのは5歳なので、2007年くらいから冊数が増えています。筆者が編集長に任命されたのがこの年の春。手がけた「将棋世界」を愛読してくださったのは誇りに思います。
どの雑誌も手垢がつくくらい読み込まれていました。どんな思いで読んでいたのでしょうか。
【その他読み物】
・「島研ノート 心の鍛え方」島朗(講談社)
・「羽生世代の衝撃」河口俊彦(マイナビ出版)
・「不屈の棋士」大川慎太郎(講談社現代新書)
・「覆す力」森内俊之(小学館)
・「孤高の大木 千駄ヶ谷市場2」先崎学(日本将棋連盟)
・「千駄ヶ谷市場」先崎学(日本将棋連盟)
【まとめ】
いかがでしたか? 藤井四段の強さの秘密の一端が垣間見えたような感じがします。
教室(藤井四段は自宅の近所の「ふみもと子供将棋教室」に通っていた)に入って基礎から学び、有段者になるまでは定跡の勉強と実戦対局が大切。
あとは、詰将棋に数多く取り組むことが上達には欠かせないようですね。里見香奈女流五冠は小学生の頃、地元に来た高橋和女流三段から、「詰将棋を毎日解くこと」とアドバイスされ、1日も欠かさず守っているそうです。その積み重ねがタイトルにつながったということでしょう。
「ローマは一日にして成らず」ぜひ、参考にしてください。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
史上最年少棋士・藤井聡太四段が脚光を浴びています。
昨年12月24日のデビュー戦(対加藤一二三九段=竜王戦)以来、公式戦10連勝無敗と快進撃。
新記録更新がかかる対局(対小林裕士七段=王将戦)は、4月4日に関西将棋会館で行われます(注:藤井勝ち。11連勝を達成)。
非公式戦ですが、アベマTVの特別企画「藤井聡太四段炎の七番勝負」も話題になっています。あの羽生三冠との対戦が実現。放送が楽しみですね。
将棋界の2017年度は、彼の活躍が見どころのひとつになることは間違いないでしょう。
さて、将棋世界2017年1月号で掲載した「ドキュメント藤井四段 ―史上最年少棋士はいかにして生まれたかー」(鈴木宏彦著)の取材でご自宅に伺った際、藤井四段の将棋本棚を見せていただきました。5歳で将棋を覚え、14歳でプロ棋士になるまでの知識のすべてがここにありました。
残念ながら誌面では詳しく紹介できませんでしたが、藤井四段の許可を得て、ここに全蔵書リストを公開いたします。
これをすべて読めば、あなたも藤井四段になれる!?
【実戦集】
・「大山康晴全集1・2・3」(マイナビ出版)
・「羽生善治全局集」(日本将棋連盟)
・「棋聖天野宗歩手合集」内藤國雄(木本書店)
・「将棋年鑑 昭和50年版」(日本将棋連盟)
・「将棋年鑑 平成11年版」(日本将棋連盟)
・「関西新鋭棋士実戦集」豊島将之・糸谷哲郎・村田智弘(マイナビ出版)
・「第68期将棋名人戦七番勝負全記録」(朝日新聞)
・「第8期竜王決定七番勝負 激闘譜」(読売新聞)
実戦集は意外に少ない印象ですね。
現代の王者・羽生善治三冠はなるほどという感じですが、幕末の棋聖・天野宗歩、巨匠・大山康晴十五世名人と古典・近代の実戦集が目を引きます。奨励会時代はネット将棋で腕を磨いていたそうですが、序盤よりも中終盤の技術を学んだのでしょうか。
余談ですが、本棚の写真をご覧のように、取材時は「大山康晴全集」の1巻が見当たりませんでした。なので当初、筆者がまとめたリストには入れていなかったのですが、あとで藤井四段からメールが来て、「1を追加してください。別の場所にありました」と。いまも大山将棋を並べて勉強しているのかな、と想像しました。
【定跡書】
・「木村の矢倉(3七銀戦法最新編)」木村一基(日本将棋連盟)
・「佐藤康光の矢倉」佐藤康光(日本将棋連盟)
・「よくわかる矢倉」金井恒太(マイナビ出版)
・「すぐ勝てる!急戦矢倉」及川拓馬(マイナビ出版)
・「康光流現代矢倉2 森下システム」佐藤康光(日本将棋連盟)
・「最新矢倉戦法 3七銀戦法」高橋道雄(創元社)
・「よくわかる矢倉戦法」関根茂(東京書店)
・「佐藤康光の一手損角換わり」佐藤康光(日本将棋連盟)
・「よくわかる角換わり」西尾明(マイナビ出版)
・「羽生の頭脳7 角換わり最前線」羽生善治(日本将棋連盟)
・「これからの角換わり腰掛け銀」吉田正和(マイナビ出版)
・「横歩取り必勝ガイド」稲葉陽(マイナビ出版)
・「8五飛戦法を指してみる本」森下卓(河出書房新社)
・「乱戦!相横歩取り」北島忠雄(マイナビ出版)
・「羽生の頭脳3 急戦、中飛車・三間飛車破り」(日本将棋連盟)
・「将棋基本戦法 振り飛車編」森下卓(日本将棋連盟)
・「新ゴキゲン中飛車」近藤正和(日本将棋連盟)
・「速攻!ゴキゲン中飛車破り」中村太地(マイナビ出版)
・「四間飛車で勝とう!」小林健二(日本将棋連盟)
・「振り飛車破り超急戦ガイド」深浦康市(日本将棋連盟)
・「東大将棋 四間飛車道場10 急戦vs穴熊」(マイナビ出版)
・「相振りレボリューション」杉本昌隆(マイナビ出版)
・「最新定跡 村山レポート」村山慈明(マイナビ出版)
・「アマの知らない最新定跡」村山慈明(マイナビ出版)
・「菅井ノート(実戦編)」菅井竜也(マイナビ出版
・「菅井ノート(後手編)」菅井竜也(マイナビ出版)
・「アマの知らないマル秘定跡」村田顕弘(マイナビ出版)
・「永瀬流負けない将棋」永瀬拓矢(マイナビ出版)
・「飯島流引き角戦法」飯島栄治(マイナビ出版)
・「ライバルに勝つ最新定跡」村山慈明(マイナビ出版)
・「若手精鋭が現代将棋を斬る」戸辺誠・中村太地・村山慈明・永瀬拓矢(マイナビ出版)
・「将棋大観」木村義雄(日本将棋連盟)
さすがに定跡書はたくさんありました。藤井四段はまだ公式戦が少なく、謎の部分が多いですが、角換わりや矢倉は得意のようですね。なので、矢倉と角換わり系の本が多いのはうなづけます。
横歩取りの本もあるので、近いうちに公式戦で見られるかもしれません。
振り飛車系も結構目につきますが、これは対策用の参考にしているのかもしれません。師匠・杉本昌隆七段の本もしっかりありました。
【詰将棋、次の一手、必至問題集】
・「盤上のファンタジア」若島正(河出書房新社)
・「月下推敲」谷川浩司(日本将棋連盟)
・「光速の詰将棋」谷川浩司(マイナビ出版)
・「詰将棋タイムトライアル」伊藤果(日本将棋連盟)
・「詰むや詰まざるや」伊藤宗看・伊藤看寿、門脇芳雄(訳)(平凡社)
・「図式百番」内藤國雄(マイナビ出版)
・「将棋魔法陣」二上達也(日本将棋連盟)
・「からくり箱」酒井克彦
・「信濃路」赤羽守
・「一番星」波崎黒生・中野和夫
・「夢銀河」東京詰将棋工房
・「極光」上田吉一
・「幻の城」三輪勝昭
・「駒の詩」中田章道
・「撫子」創棋会
・「競馬式」岡本眞一郎
・「星河」海老原辰夫
・「詰将棋道場(7手~11手)」勝浦修(マイナビ出版)
・「実戦・詰将棋を楽しむ」大内延介(日東書院)
・「中田章道短編詰将棋代表作」中田章道(日本将棋連盟)
・「古今詰将棋作家名鑑 四百人一局集」(全日本詰将棋連盟)
・「この詰将棋がすごい! 2012年度版」(日本チェス・プロブレム協会)
・「詰将棋パラダイス」2010年6月号~(全日本詰将棋連盟)
・「内藤のカンタン必至」内藤國雄(日本将棋連盟)
・「実戦手筋次の一手」深浦康市(創元社)
・「挑戦!!次の一手難問集」羽生善治監修(マイナビ出版)
・「橋本流中終盤急所の一手」橋本崇載(マイナビ出版)
・「羽生マジック」羽生善治(日本将棋連盟)
藤井四段といえば詰将棋。やはり一番充実しています。ただ、トレーニング向けの問題集は少なく、芸術的な作品集が大半を占めています。さすが小学生の頃から詰将棋創作にも親しんでいただけあります。
詰将棋ファン必読の雑誌「詰将棋パラダイス」は、数えるのが大変なので当初はリストからはずしていたのですが、藤井四段から加えてほしいとメールがきました。やはり詰将棋への愛情は半端ありません。
いつか「藤井聡太四段詰将棋作品集」を見てみたいものです。
【将棋世界】
2000年6月号
2001年10月号
2003年12月号
2005年1月号・9月号・10月号
2006年2月号・8月号
2007年7月号・8月号・9月号・10月号
2008年1月号・3月号・4月号・8月号・10月号・11月号・12月号
2009年1月号・2月号・3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・9月号・10月号・11月号・12月号
2010年3月号・4月号・8月号・9月号
2011年3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・10月号・11月号・12月号
2012年1月号・2月号・3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・9月号・10月号・11月号・12月号
2013年1月号・2月号・3月号・4月号・5月号・6月号・7月号・8月号・10月号・11月号・12月号
2014年1月号・2月号・3月号・5月号・6月号・7月号・8月号。9月号・10月号・11月号・12月号
2015年2月号・3月号・5月号・6月号・7月号・8月号・9月号・10月号・11月号・12月号
2016年1月号・3月号・4月号・5月号・6月号・8月号・10月号
声を出して一番お見せしたかったのがこれ、「将棋世界」です(笑)。やっぱりこれを読まないと強くなりません!
藤井四段が生まれたのは2002年7月19日。21世紀生まれの初めてのプロ棋士なのです。将棋を覚えたのは5歳なので、2007年くらいから冊数が増えています。筆者が編集長に任命されたのがこの年の春。手がけた「将棋世界」を愛読してくださったのは誇りに思います。
どの雑誌も手垢がつくくらい読み込まれていました。どんな思いで読んでいたのでしょうか。
【その他読み物】
・「島研ノート 心の鍛え方」島朗(講談社)
・「羽生世代の衝撃」河口俊彦(マイナビ出版)
・「不屈の棋士」大川慎太郎(講談社現代新書)
・「覆す力」森内俊之(小学館)
・「孤高の大木 千駄ヶ谷市場2」先崎学(日本将棋連盟)
・「千駄ヶ谷市場」先崎学(日本将棋連盟)
【まとめ】
いかがでしたか? 藤井四段の強さの秘密の一端が垣間見えたような感じがします。
教室(藤井四段は自宅の近所の「ふみもと子供将棋教室」に通っていた)に入って基礎から学び、有段者になるまでは定跡の勉強と実戦対局が大切。
あとは、詰将棋に数多く取り組むことが上達には欠かせないようですね。里見香奈女流五冠は小学生の頃、地元に来た高橋和女流三段から、「詰将棋を毎日解くこと」とアドバイスされ、1日も欠かさず守っているそうです。その積み重ねがタイトルにつながったということでしょう。
「ローマは一日にして成らず」ぜひ、参考にしてください。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。