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新刊案内

5分でざっくりわかる藤井システムの変遷 ~新刊「四間飛車VS居飛車穴熊」より~

2017.02.17 | 島田修二

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こんにちは。机の上に将棋もろこしを並べてみた編集部島田です。





今年もつつがなくバレンタインデーをやり過ごしたところで新刊案内いきます。今日紹介しますのは一昨日発売された宮本広志先生の新刊「振り飛車最前線 四間飛車VS居飛車穴熊」です。





本書はタイトルの通り、四間飛車VS居飛車穴熊の戦型に絞って、その最前線の攻防を解説した戦術書です。

今も昔も一番人気のある戦法といえば四間飛車。そして四間飛車の天敵といえば居飛車穴熊です。
本書では居飛穴に対抗できる四間飛車の2つの武器、藤井システムと振り飛車穴熊について、テーマ図を使って解説しています。

そしてまだ発売して数日しかたっていませんが、これが大変好調な売れ行きとなっております。ご購入いただいた皆様、ありがとうございました。

今日は本書を買おうかどうか迷っている方、あるいは発売されていること自体知らなかった方のために、メインテーマの一つである藤井システムについてざっくりとお伝えしたいと思います。


それでは「5分でわかる藤井システム」、プレゼンティッド・バイ島田のはじまりはじまり~。


まず、藤井システムとはどういう戦法かというと、これです。





居玉のまま攻撃態勢を整え、居飛車穴熊に襲いかかります。
図から△8五桂▲8六角△6五歩で早くも振り飛車優勢!となります。

これが基本です。

居飛車としてもここまであからさまに狙われていては穴熊に潜ることはできません。そこで駒組みの途中で急戦を匂わせます。





こうしておいて、
(1)△4三銀なら▲3六歩△6二玉▲3五歩といきなり仕掛け、
(2)△5二金左なら▲7七角から穴熊に組み、
いずれも居飛車優勢となります。

居飛車の和戦両様の構えに対して、次は振り飛車が工夫する番です。これまでの△9五歩型から△6四歩型にモデルチェンジします。





こうすることで、居飛車の急戦、持久戦どちらにも対応できる構えになりました(詳しい手順は書籍で)。

そこで今度は居飛車が工夫します。この△6四歩型に対して▲5五角が好手。





この▲5五角の出現により、藤井システムは劣勢を余儀なくされました。



・・・と、長々とつづってきましたが、実はここまでが前提のお話。本題はこのあと。▲5五角に対して藤井システム側が戦える変化が出てきたのです。本書でその手順が詳しく解説されています。


▲5五角△6三銀以下、居飛車には以下の3通りの指し方があります。

(1)いきなり仕掛ける →▲3五歩△同歩▲4六銀
(2)穏やかに行く →▲6六歩
(3)穴熊を急ぐ →▲8八玉

これら全てに対して後手が優勢になる、あるいは互角に戦える変化が詳しく解説されています。深いです。深すぎです。深キョンです。というかキョンキョンです(原型なし)。


まさに振り飛車最前線の名にふさわしい内容で、宮本先生の研究が惜しげもなく披露されております。


居飛穴に手を焼いている四間飛車党の方はもちろん、居飛車党で四間飛車に穴熊で対抗している方も大変参考になる一冊だと思います。

今日は藤井システムのほうしか紹介できませんでしたが、後半は四間飛車穴熊の最新形が紹介されており、こちらも見逃せない内容になっています。早めに△5四銀と上がるや~つです。

興味のある方はぜひご購入を。


それではみなさん、今週もよい週末将棋ライフを!

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