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奇抜な初形に惑わされることなかれ

2015.09.07 | 米澤孝至

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ドン・キホーテの階段の昇り降りで筋肉痛になる米澤です。

最近、天気が不安定ですね。
急にどしゃ降りの雨が降ってきたり。

そんなときは外に出ないに限ります。
男は黙って詰将棋。
これが1番です。
出かけると筋肉痛になるかもしれませんし。

では今月中の発売を予定している「読みを鍛える7手詰200問」から、面白い問題を1つ出題します。



この斬新な初形、どうですか。
玉は一体どこからやってきたのか…。

さて、どう詰ますか。

とりあえず▲2五飛と打ってみたくなります。
△3四玉の一手に、▲3五飛と寄ると、玉方の応手は△4四玉のみ(△2四玉は香打ち2発で簡単に詰む)。
玉方の応手が絞り込まれてくると、正解が近い気がなんとなくするのですが、これが全然詰みません。

ヒントは退路封鎖
玉をもう少し狭くしないと詰まないようです。
解答は最後に載せておきます。

発売は9月中の予定です。
雨の日はまったり詰将棋を解くのがいいと思います!














☆解答

▲4四飛△同歩▲2五香△3四玉▲5二角△4三香▲3五香まで7手詰。



▲4四飛が急所の一着。
歩が1枚飛び出ると、急に玉は狭くなります。
あとは香打ちから4三をふさげば詰みます。