新刊案内「解いて役立つ5手詰200問」 ~第10問を解いてみた~ | マイナビブックス

価値ある情報を幅広く紹介。将棋の「知りたい」はここで見つかる

マイナビ将棋編集部BLOG

新刊案内

新刊案内「解いて役立つ5手詰200問」 ~第10問を解いてみた~

2015.02.24 | 島田修二

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさんこんにちは。
土日で箱根にいってきた島田です。この寒い時期に箱根の山に旅行する人もいなかろうと甘く見ておりました。
・・・が、いるわいるわ中国からの団体旅行者。

改めて中国の人口の多さを感じました。

ちなみに人口の多い国の覚え方といえば「小さいブラジャー」でした。

ち、い、S、A、い、ブラ、ジャ。つまり、
中国、インド、ソ連、アメリカ、インドネシア、ブラジル、日本(ジャバン)。

ソ連、という辺りが年代を感じさせます。この覚え方がいまでも通じるのかどうかは知りません。通じないとしたらみなさんに完全に無駄な知識を植えつけたことになります。あしからず。
さて、いつになく前置きが長くなりました。

ここから巻きでいきます。

今日は3月13日発売の中田章道先生の新刊。
解いて役立つ5手詰200問」から。


前回に引き続きもう一問解いてみようかと存じます。

深呼吸して次の図をご覧ください。

 

実戦だと、だいぶ追い込んでる感じです。
絶対詰まないパターンは上部に逃がす形だと思われます。

ではシンキングタイムスタート!!

 

 


シンキングタイムあと少し!

 

 

 

 


シンキングタイム終了です。

まず、手前味噌ながらこの私、一瞬で詰み筋が浮かんだのでございます。
それが
<島田の解答その1>▲2四飛△同玉▲1三馬!!


 

詰みました!


・・・って3手やん。
しかもよく見たら▲2四飛には△同金で詰まないじゃないですか。
あうー。

と、いうわけで飛車を上から打つのは駄目なようだから下から打つことにします。

初手▲2一飛はどうでしょう?



△1四玉は▲1三馬なので合駒するしかない。
<島田の解答その2>▲2一飛△2二香▲同飛成△同飛▲同馬△2四玉▲1三馬!!

ちょと待てちょと待てお兄さん。
今度は7手になっとる!しかも持ち駒2枚も余ったし!!

何が違うんだ?としばし考えた結果初手▲2一飛には△1二玉と、と金を取る手があると気付いた私。

そうか、△1二玉と取られないために▲2二飛とくっつけて打つか。

でもこれだと△1四玉と逃げられて

ここで飛車が生だから▲1三竜とできないんだよなー。困った。
▲1三と△同玉▲5二飛成△2四玉はダメ。
▲1三と△同玉▲2五飛成△2二歩▲1四歩△1二玉・・・。これもダメ。

と、そこで我に帰る私。そして原点に還る私。

ここで▲2四飛成とすれば△同玉に▲1三馬とできる!最初とつながった!何というアハ体験!!
▲2四飛成に△同金なら今度は▲1三馬で詰みか!!
<島田の解答その3>▲2二飛△1四玉▲2四飛成△同金▲1三馬!!


気持いいー。超気持いい。なんもいえねぇ。

詰将棋は解けると気持いいです。そして自分には5手詰がちょうどいいということが分かりました。


戦闘力がアップしたので、今日も将棋クエストに励むことにします。(ただいま18級)