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「3手目▲6八飛に△3二飛」が苦手な振り飛車党でした

2015.02.09 | 米澤孝至

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こんばんは。編集部の米澤です。

今日も元気に髙﨑一生六段の新刊「わかる! 勝てる!! 現代相振り飛車」の紹介です。
 
▽今日の豆知識
 
髙﨑一生先生の「たか」と「ざき」は、正確には一般的なあの字の異体字が正しいようですが、
過去2冊含め、先生の書籍では一般的な字で統一されています。
編集部が正しい漢字を知らない訳ではないんですよ!
 
几帳面な方は、こうした細かいところも気にして将棋書籍を読むと、より一層面白くな……らないですかね。
 
▽前回のあらすじ
 
3手目▲6八飛に△3二飛から大乱戦!
 
 
では早速、前回最後の図です。
 
 
 
さて、図から△同歩▲5三角と一方的に馬を作ろうとしますが、後手も△9五角と切り返し大乱戦。
この前後、変化手順はいろいろありますが、どの変化も十分先手が戦えます。
書籍を読んで安心してください。
 
 
この先は簡単に手順と展開だけご紹介。
第6図以下、▲8六歩△7四歩▲9六歩△6二角▲同角成△同銀▲8八銀△7二金▲7七銀△5二金▲5八金左△6四歩で第9図。


 
途中、▲9六歩△8四角の変化もあります。
この変化もちゃんと受ければ大丈夫です。
結局、△6二角が妥当ということなんですが、これで角を打ち合う激しい流れは一段落。
後手がだいぶ手得しているようですが、5四歩・7四歩・2二銀のバランスが良くないというのが先手の主張です。
バランスが悪いというのは抽象的なので少し補足します。
 
後手は△7四歩と突いているので矢倉を目指しますが、囲いが完成するまで時間が掛かります。
また左銀が立ち遅れているので、矢倉に組まれても先手が一方的に攻める展開になります。
めでたしめでたし。
 
最後、だいぶ急ぎ足でしたが、「▲6八飛からの△3二飛には▲6五角~▲5三角で強く戦って大丈夫です!
今日紹介した第2章第2節第1項「△2二同銀型」のまとめページは下記の通りです。
 
 
これで4手目△3二飛恐れるに足らず!
と思いきや、実は▲2二角成△同飛の変化が残っていますが、ブログはここまでで堪忍してください。
 
本書では最新の相振り飛車を分かりやすく解説していますので、ぜひ一度手に取ってみてください。
発売は2月14日
今週土曜日です。ではでは。