登場間近!? iOS 12新機能ガイド|MacFan

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登場間近!? iOS 12新機能ガイド

文●大須賀淳早川厚志松山茂山田井ユウキ吉田雷(MixtureScape)らいら写真●編集部apple.comイラスト●タラジロウ

いよいよこの秋登場予定のiOS 12には、多くの新機能が追加されます。今回のアップデートは、使い勝手が大幅に変更されるというわけではなく、これまであった機能を丁寧に進化させた、まさに「熟成」といった趣です。より便利になるiOS 12の機能をおさらいしていきましょう。

今秋登場予定のiOS 12には多くの新機能が搭載されています。大きく目立つ新アプリが追加されたわけではないために、「ちょっとがっかりした…」なんて声も聞かれましたが、それは違います。今回のアップデートは従来からある機能をパワーアップさせ、より使い勝手を高めつつ、便利な機能を機能をたくさん追加した、いわば「iOSの完成にまた一歩近づいたアップデート」と言えるのです。

まずiOS 12はiPhone 5s以降に対応しているだけでなく、旧機種でもパフォーマンスを向上させる工夫がされています。これはアップルが行ったiOS 12のデモで、あえて旧モデルであるiPhone 6プラスを使っていることからも自信が伺えます。

また、従来の機能を細やかに、かつ大きく進化させています。たとえばフェイスタイム(Face Time)やメッセージなどには新たな機能が追加されたり、保存された写真の検索や共有機能などが強化され、さらにAR(拡張現実)のパワーアップも行われていて、言うなればiOSの集大成とも呼べる内容となっています。

そう、iOS 12は便利になったうえにパフォーマンスが向上するという夢のようなアップデートなのです。

 

すぐに使いたい! 10個の新機能

 

最大32人と同時通話できる

FaceTime

 

お互いの顔を見ながらコミュニケーションが楽しめるFaceTimeに同時に最大32人と会話できる「グループFaceTime」が追加されました。多くのユーザが並ぶ画面は使い勝手も工夫されています。たとえば今喋っているユーザが手前に大きく表示され誰が喋っているかわかりやすいだけでなく、ユーザを並び替えることが可能です。

複数の通話相手の顔が画面上に並ぶ姿は圧巻です。これだけユーザが並ぶと、いま誰が喋ってのかわからなくなりそうですが、喋っているユーザは画面中央に大きく表示されるため、そんな心配は必要ありません。

 

 

より強力になった拡張現実

ARKit2

 

iOSの拡張現実がよりパワーアップし「ARKit2」になりました。これまで以上にリアルなARを楽しめるだけでなくパフォーマンスも向上し、そのほかにもARの共有体験が可能となったり、顔認識技術の向上など、多くの進化があります。iOS 12以降、サードパーティから多くの拡張現実コンテンツが増えていくことが期待できます。

ARゲームなども、より進化したARKit2によってさらにリアルな体験が可能となります。今回のパワーアップは開発者だけでなく、ユーザとしても多くの新機能を体験できる内容となっています。