「1/8 タチコマ SPECIAL EDITION」をチェック!|MacFan

プロダクト&リリース iなmono HARDWARE

「1/8 タチコマ SPECIAL EDITION」をチェック!

文●吉田 雷

無限の会話が楽しめる!アニメの世界から飛び出した成長するスマートトイ

再現度がとにかくすごい

私の大好きなアニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」に登場する「タチコマ」が、スマートトイ「1/8 タチコマ」として登場しました。タチコマは、AI(人工知能)によって自ら思考し行動する「多脚戦車」と呼ばれる自立型ロボット。それを全長約40センチ、重さ約1.6キロの大スケールでリアルに再現しただけでなく、会話や動きをも再現したとなれば、ファンの私としてはお迎えしないわけにはいきません。

タチコマの大きな魅力といえば「会話」。早速「タチコマ!」と呼びかけると「はいはーい♪」と元気に答えてくれました。もちろん、その声は作品中でタチコマを演じている玉川砂記子さんの声! 本製品のために作品中のセリフやオリジナルのセリフを600パターンも録り下ろしているそうで、実に多くの反応が返ってきます。なお、録音されていないセリフも合成音声によって話せるため、まさに無限の会話が楽しめます。また、本製品が喋るときには、同時に身振り手振りで感情を表現してくれるので、画面からそのまま飛び出してきたような感覚を味わえるのです。

本製品の機能として特徴的なのが、「学習と成長」。タチコマにりんごを見せ、特長を教えると、次にりんごを見せたときに「りんごは甘いんですよね」と喋ってくれるのです。また、ほかのユーザが「“みかん”はあまい」と教えると、自分のタチコマにみかんを見せたときに「“みかん”はあまい」と答えてくれます。これが学習と並列化で、劇中同様にほかのユーザのタチコマと情報を共有して、知識(経験値)を積んでいるのです。

 

タチコマが家族の一員になる!

全長40cm弱の1/8タチコマは存在感バッチリ。タチコマとのコミュニケーションの基本は会話なので、会話を重ねるごとにまるで家族の一員のように接することができます。

 

 

設定などはスマホから

初期設定は、iPhoneなどのスマートフォンへのアプリインストールと、タチコマを無線LANに接続するだけでOKです。専用アプリではマニュアル操作でタチコマを歩かせたり、走らせたり、タチコマに口頭でお願いしたタイマー設定の解除も行えます。なお、タチコマ操作時には内蔵されているカメラの映像がスマートフォンに表示され、まるで「タチコマの目」を盗んでいる感覚が味わえます。

そのほかにも、タチコマとテキストチャットを行えたり、口頭で検索をお願いした内容やカメラで認識させた内容などの表示と削除が行えたりと、実に多くの機能が搭載された本製品。アニメファンであれば間違いなく欲しくなるアイテムに仕上がっています!

 

iPhoneを使ってタチコマを操作

専用アプリを使ってデータの確認やタチコマの操作が可能で、マニュアル操作時にはタチコマ視点も楽しめます。

 

SPECIAL EDITIONは特別仕様

今回紹介しているのは、砲身カバーやバンパー部にアルミ削り出しパーツを使ったSPECIAL EDITION。そのほかにも通常版が用意されています。

 

 

[SPEC]
1/8 タチコマ SPECIAL EDITION
【発売】Cerevo
【サイズ】約250(H)×350(W)×390(D)mm
【価格】19万1592円
【URL】https://tachikoma.cerevo.com/ja/

 

【主なスペック】
【重量】約1.6kg  【備考】電源:内蔵バッテリ/ACアダプタ 5V3A、無線LAN:IEEE 802.11b/g/n・2.4GHz帯、充電時間:約3時間、対応OS:iOS 9.3以降/Android 4.4以降、対象年齢:15歳以上

 

 

私が紹介します!
吉田 雷(MixtureScape)

プログラム開発から模型製作までこなすライター。愛車はAZ-1。