2018.01.13
もっとわかるコトバで教えてよ!
Q GoogleアカウントをもっとMacで使いこなしたい!
A・MacでGoogleアカウントを利用する場合は、「システム環境設定」の(1)[インターネットアカウント]にアカウント登録するのが近道です。この設定さえしておけば、「メール」や「カレンダー」、(2)「メモ」などのMac標準アプリとGoogleのサービスが簡単に連係できます。なおMacの「メモ」をGoogleアカウントと同期した場合は、Gmailの「Notes」ラベルが付いたメッセージとして扱われるので覚えておきましょう。ここで、もう1つGmailのTipsを紹介します。Gmailのメールアドレスには、(3)エイリアス機能がありますが、Macの「メール」でもGmailのエイリアスを差出人として設定できるんです。またGoogleには、Macと同期する以外にもWEBブラウザから利用するサービスが数多く用意されています。(4)ブラウザからログインしておくと便利ですよ。
グーグルとMacを連係させよう!
(1)インターネットアカウント
アイクラウド(iCloud)のほか、グーグルなどのインターネットサービスや、SNSのアカウントを登録、管理する「システム環境設定」の1つです。アカウントを登録し、[メール]や[カレンダー]など同期したい項目にチェックを付けます。
(2)メモ
Macの標準「メモ」ソフトは、指定したアカウントとメモの内容を同期できます。グーグルアカウントと同期したメモは、Gmailの「Notes」と同期されます。ちなみにMacのメモソフトは、日本では「メモ」と表記しますが、英語の名称は「Notes」といいます。
(3)エイリアス
英語で「別名」を意味する単語で、メールアドレスのエイリアスといった場合は、本来のアドレスの「分身」として利用できます。実際には1つのメールアカウントなので、受信したメッセージは同じメールボックスに格納されます。Gmailでは、@の前のユーザ名の任意の場所に「.」を追加したり、ユーザ名に続けて「+」と任意の半角英数字を入力することで、エイリアスとみなします。
(4)ブラウザからログイン
WEBブラウザからグーグルのWEBサイトを開いてログインします。ログインすることで各サービスに素早くアクセスできるだけでなく、「マップ」や「ニュース」などログインが必須ではないサービスもパーソナライズでき、使える機能も増えます。
【POINT】Google関連の便利なテクニック!
(1)Googleアカウントを設定
「システム環境設定」の[インターネットアカウント]を開き、Googleアカウントを追加します。追加にはユーザIDとパスワードが必要ですが、メールサーバの設定は自動で行われます。あとは使用する項目にチェックを付ければ完了です。
(2)Googleアカウントにメモを作成
インターネットアカウントで「メモ」の同期を有効にしたことを確認し、macOS標準の「メモ」を起動します。左カラムのリストに追加された[Google]の[メモ]を選択し、新規メモを作成します。なお文字の修飾といった一部の機能は使えません。
(3)Gmailの「Notes」でメモを確認
WEBブラウザでGmailにアクセスし、左カラムのラベルリストで「Notes」を選択します。Macの「メモ」で作成した内容は、Gmailでは「Notes」ラベルが付いたメッセージとして扱われます。
(4)アドレスをエイリアスとして追加
WEBブラウザでGmailの設定画面を開き[アカウントとインポート]を選択、表示された画面で[他のメールアドレスを追加]をクリックします。すると別ウインドウが表示されるので、エイリアスを追加します。入力したら[エイリアスとして扱います]をチェックします。
(5)「メール」にエイリアスを追加
「メール」の環境設定で[アカウント]タブを開きGoogleアカウントを選択、既存のメールアドレスをクリックしてから[メールアドレスを編集]を選びます。次に編集画面左下部の[+]をクリックし、エイリアスを入力して[OK]を選択します。
(6)差出人としてエイリアスを選択
設定が済んだら新規メッセージを作成して「差出人」の項目をクリックします。選択可能な差出人に、エイリアスが追加されたことがわかります。なおエイリアス宛のメッセージは、本来のアカウントのメールボックスに届きます。