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「そろばん×iPad」で身につける最速の暗算能力は一生の財産

文●崎谷実穂

「Ed Tech」の最新事情。教育の在り方を一変させる注目のプロダクト&サービスに注目。

数をそろばんの珠の形で捉え、イメージに変換して計算する「イメージ暗算」を習得するためのアプリ。そろばんに似た配置の珠がiPadに表示され、それをタッチして操作する。計算ルールに基づく珠の操作、手の動かし方、形の学習をする「みえるモード」と、そこから一歩進んで珠を表示せずイメージ力を鍛える「暗算モード」がある。学習を始める適齢期は5~8歳。毎日取り組むと、1~2年でイメージ暗算が定着するというデータもある。

「先生、できた!」ビルの一室で、一心不乱にiPadを操作する子どもたち。彼らがやっているのは、そろばんの手法を応用したアプリ「そろタッチ」だ。ここは、そろタッチで暗算学習をする教室、「かるトレ飯田橋ラボ校」。株式会社Digikaの山内千佳氏と橋本恭伸氏が運営している。

 

 

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そろタッチ

【開発】株式会社Digika
【価格】ネット生3600円/月、教室生1万円/月(税別)※アプリのダウンロード自体は無料
【URL】https://www.sorotouch.com/

 

 

山内氏は大学で数理学を学び、勤めていた外資系銀行が日本から撤退したことを機に、eラーニングの会社に転職。そこでインターネットのそろばん学習事業を手伝ったことから、そろばんの魅力に取りつかれた。

「銀行勤務時代から、トレーダーの中でそろばん経験者の暗算能力は突出していると感じていました。さまざまな暗算方法がある中で、世界の暗算大会で上位に入るのは数を珠の形で捉えて計算する『イメージ暗算』をしている人ばかり。この最速の暗算方法をもっとたくさんの人に広めよう、と考えたんです」

2010年にそろばん教室を始めた山内氏。ところが、そろばん技術を持たない山内氏の指導で、上級の暗算能力を身につけられる子は1割に満たなかった。山内氏が目指したのは、そろばんの達人ではなく、暗算ができる子を育てること。それには、もっと効率のいい方法があるのではないか。




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