創造力を守るための時間確保|MacFan

アラカルト 現場を変えるMobilityのアイデア

創造力を守るための時間確保

文●福田弘徳

企業や教育機関へのアップル製品の導入をサポートする、株式会社Tooの福田弘徳氏が「モビリティ」の地平を語る。

©garagestock

 

 

ビジネスや日常生活において、もっとも大切にしなければならないものは何か? それは「時間」であることは疑う余地もない。インターネットが普及し、時間と場所を超えたコミュニケーションをモバイルが加速させている。

年の瀬が迫り、一年の振り返りを行う時期である。この一年間で生産性の高い仕事ができたのかを振り返るには、「時間を有効に使えたのか」を反芻することが大事であり、それが次の年の活動への自信につながると思っている。個人でも組織でも、いかに創造的な作業を行うための時間を確保できるかが重要である。

現在、多くの企業が社員の「働き方改革」を目指している。しかし、道半ばになかなかうまくいかないという声もよく耳にする。個人的に、働き方改革を実現するためには、「個人のマインドセットを変える」ことと「組織としての業務を変える」ことの両方が重要と考える。しかし、そう聞いても漠然としているのであれば、まずはビジネスでもっとも大切である「時間」に着目して改革を行ってみてはどうだろうか。

個人のマインドセットを変えるためのツールは、すでにiOSデバイスに詰まっている。たとえば、「リマインダー」だ。備忘録としてだけでなく、日時や位置情報をきっかけにタスクをリマインドするという実にシンプルな機能を使うだけで、行動を変えるトリガーとして期待ができる。オフィスに着いたとき、クライアントを訪問したときなどにタスクを設定しておくだけでも、効率的に処理することが可能となり、時間を創出することができる。マインドセットを変えるためには、そうした小さな積み重ねと成功体験こそが鍵となる。




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