2016.04.11
マックファンスタディ、3回目はソフトを使って簡単な3Dモデリングを行います。筆者がよく使うソフトは、Mac用の「SketchUp」とWEBアプリの「TinkerCAD」ですが、TinkerCADはiOSでは正しく機能しないため、iPad向けに「123D Design」というアプリを選びました。それぞれのソフトウェアを見比べると、3Dモデリングにもいろいろな考え方があることがわかります。
【1時限目】Macで3Dデータを作ってみよう~スケッチアップ編~
Macユーザは、まず最初に「スケッチアップ(SketchUp)」をインストールしてみましょう。このソフトは日本語化されており、WEBサイト(https://www.sketchup.com/ja/download)から無償でダウンロードできます(無償版は「スケッチアップ・メイク」と呼ばれ、商用使用が禁じられています)。
また、より高度な機能が使える有償の「スケッチアップ・プロ」もありますが、無償版でも最初の30日間はプロ版と同等の機能を自由に使えるようになっており、試用後にアップグレードしなければ、無償版のままで利用を継続できる仕組みです。有償版には、2DのCADデータをインポートできたり、直接プレゼンテーションが行えたりなどといった機能があるほか、メールによるテクニカルサポートを受けられるメリットがあります。しかし、趣味で使うのであれば無償版でも機能的には十分です(機能の詳細については、公式WEBサイトの機能比較表を参照してください)。
スケッチアップでの3Dモデリングの基本は、断面形状を決め、それを押したり引いたりして立体化するもの。この繰り返しで希望の形に仕上げるまでの試行錯誤には、パズル的な面白さもあります。