2016.03.11
内蔵ストレージに溜め込むのは古い!
筆者は、本業として音楽関係の記事執筆や演奏活動、オーディオ製品の試聴や評論も行っています。そのため、常に観賞用や演奏資料のほか、試聴テスト用の音源を持ち歩く必要があります。CDそのものを持って行くときもありますが、やはりメインはiTunesのライブラリつまりCDからリッピングして読み込んだものや、iTunesストアから購入した音源です。
また、テスト用には専門サイトからダウンロード購入した、高音質のハイレゾ音源ファイルも必須です。それらをMacBookエアやiPhone、iPadに入れて持ち歩くわけですが、各デバイスにあらゆる音源を保存してはいません。
筆者の音楽ライフで大いに役立っているのが今回紹介する「アイクラウド・ミュージックライブラリ」という機能で、年額3980円の「iTunesマッチ」を購読すると使える機能です。
iTunesマッチとは、iTunesライブラリにある曲をiTunesストアの中で見つけて、ユーザが購入したことにするサービスです。iTunesストアの膨大なコレクションに照らし合わせると、ほとんどの曲は“マッチ”するはず(常に256kbpsのAACになるのでお得!)ですが、しなかった場合はiTunesライブラリから音楽ファイルがアイクラウドにアップロードされます。
これまでに読み込んだ曲、iTunesで購入した曲だけでなくiTunesで作成したプレイリストもアップロードされます。私は属しているバンド別、目的別にプレイリストを作っているので、それが反映されるのは大いに助かります。
これは、ある意味アイクラウドにiTunesライブラリをまるごとアップしていることに相当します。いったんアイクラウドに音源をアップロードしてしまえば、同じアップルIDでサインインしているiOSデバイス(10台まで)からアクセスできるだけでなく、ダウンロードやストリーミング再生が可能になります。
ストリーミングであればデバイス側にデータを保存しないので、ストレージ容量を気にしないで済むわけです。私のiPhoneは128GBですが、iPodミニのほうは32GBなので、特にありがたいですね。