2016.01.08
Macで使える定番ソフトを、インターフェイスから実践的な使い方まで詳細に解説します
自動化ツール
Automator
【発売】アップル
【OS】OS X 10.11以降
【価格】無料
ドラッグ&ドロップでワークフローを構築
ソフトの起動や不要なファイルの整理など、毎日当たり前のように行っている作業を自動化できたら便利だと思いませんか? そんなささやかな夢を叶えるソフトが「オートメータ(Automator)」です。オートメータに用意されている、さまざまな場面に対応するアクションをドラッグ&ドロップで並べるだけで、難しいプログラムの知識がなくても、ある程度のワークフローを組み立てることができます。もちろん、アップルスクリプトを自分で書ける人なら、さらに高度な自動化プログラムが構築できるソフトでもあります。
ひとくちにワークフローといっても、用途によって出力形式は異なります。たとえば、指定したフォルダにファイルを入れるとワークフローが実行される「フォルダアクション」や、カレンダーにイベントとして登録した日時に動作する「カレンダーアラーム」などを利用して日々繰り返されるルーチンワークを簡素化することができます。今回は、オートメータの入門編として、それぞれ異なる形式のワークフローを4つ作ります。誌面で紹介するのはもっともシンプルなテーマです。実際に作るときには、用途に合わせて自分だけのワークフローに挑戦してみるといいでしょう。