2015.12.03
好きな場所で、好きなことをして生きていく。Apple製品を駆使しながら世界中を飛び回る四角大輔氏の、自由に生きるためのヒントが詰まったフォトエッセイ
原生林に囲まれた湖の畔に建つ、ニュージーランドの自宅に久しぶりに帰還。
ここは、ぼくが半自給自足の_森の生活_を営む重要なホームだ。ケータイ圏外で水道もきていない、というと世捨て人が住むような場所だと思われるが、電気と電話線は届いている。それだけあれば、ネットをとおして仕事ができる。ここは立派な、ぼくの〈クリエイティブオフィス〉なのだ。
モバイルボヘミアン(生活旅人)であるぼくが、年の半分強という、もっとも長い期間を過ごすこのライフスタイル拠点は、自身の〈思考・身体・心〉をリデザインし、パフォーマンスを最大限まで引き上げるためのベースキャンプでもある。ここを訪れたあるアーティストは「究極のリトリート(自分を見つめ直すための施設)だ」と表した。