第33話 効率化がもたらす本末転倒の形骸化|MacFan

アラカルト FUTURE IN THE MAKING

第33話 効率化がもたらす本末転倒の形骸化

文●林信行

aka Nobiさんこと、林信行氏。IT、モバイル、デザイン、アートなど幅広くカバーするフリージャーナリスト&コンサルタントが物申します。

「WHILL」http://whill.jp

 

 

一枚一枚手書きしていた頃の年賀状にはそれなりの価値があった。しかし、そこにプリントゴッコやインクジェットプリンタという道具が入ってきて効率化が起きた。やりとりする年賀状の枚数は劇的に増えたものの、そのように大量生産された今のカタチの年賀状を「日本文化として守る価値があるのか」と、毎年この時期になると疑問に思う。

確かにトップクリエイターの方々が送ってくれる、デザインにこだわった年賀状は見ていて楽しい。でも、そもそも年賀状である必要があるのか。せっかくつくったものが大量の年賀状に埋もれるのを嫌ってか、最近は年賀状からクリスマスカードに切り替え、紙質にもこだわるクリエイターが多い。




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