CD−ROMでは、社外のデータでディスクを製造するという受注ビジネスでしたが、CD−Iはレコード会社の資産も利用してビジネスができる可能性のあるメディアです。
このメディアの出現に乗じて私は、本社に引張ってもらうように働きかけます。CD−Iの企画・制作をできるのは、社内で私以外には居ないので、本社でこのビジネスを推進させて欲しいと担当部署の先輩にお願いします。
いつしか自分の夢はレコーディング・エンジニアから音楽プロデューサーではなく、CD−Iのディレクターもしくは、プロデューサーになることに変わっていました。