【第2回】大型ドライバーが飛ぶのは重心距離が長くなるからである | マイナビブックス

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一生役立つゴルフクラブの見極め方①

【第2回】大型ドライバーが飛ぶのは重心距離が長くなるからである

2016.12.16 | マーク金井

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前回、ゴルフクラブは重心(芯)がシャフトから外れた所にあるから、ボールを遠くに飛ばせると書きました。野球のバットやテニスラケットはシャフト軸線上に重心(芯)があるのに対して、ゴルフクラブはシャフト軸線上から外れた位置に重心(芯)があります。 そして、今どきのドライバーは昔のパーシモンに比べると重心距離が劇的に長くなりました。パーシモンの頃は重心距離は31~34ミリなのに対して、460CCドライバーの重心距離は40ミリを超えてきました。

460CCは大きいから飛ぶと思われがちですが、大きくなるとミスに強くなる(慣性モーメントの増大)だけでなく、重心距離が長くなるのです。重心距離が長くなると、ネック軸周りのモーメントも増大します。結果、フェースを返しづらくなる反面、フェースを返すことができると回転エネルギーが増大し、ボール初速をアップさせることにつながるのです。