【第05回】「当たり前」の外で生きる | マイナビブックス

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姉としての「子育て」

【第05回】「当たり前」の外で生きる

2016.04.19 | 福澤唯

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ボリビア・ラパスの空港は標高四〇〇〇メートルのところにあります。日本一高い富士山よりも上というような場所なので、私たちは飛行機を降りるとすぐ高山病の症状に見舞われました。三日間ぐらいで高地の環境に順応することはできましたが、着いてからしばらくは、息切れ、めまい、吐き気などの症状に苦しめられたのでした。

ラパスについてから三日後、私たちはウユニへと向かいました。“全面鏡張り”で一役有名になった、日本人に人気の観光スポットです。しかし、私たち姉妹が訪れたのは、乾季。“全面鏡張り”になる雨季とは異なり、一面“塩”で真っ白の世界へと飛び込んだのでした。

ウユニは基本的に道なき道を四駆で移動するので、前々からツアーの予約をしていました。前の日もメールで確認を入れ、「明日、空港に○○時につくからピックアップに来てね」とお願いをしていました。

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