2 家庭を居心地のよい場所にせよ
家庭を何もかも子ども本位にせよといっても、それはできないことかもしれません。けれども、家庭は夫婦の城でもあり、子どもの城でもあり、家族の城なのです。
子どもがわが家を最も居心地のよい場所として、愛し親しむような場所にすることは必要です。
それなのに、居間の装飾に来客を感心させる書画骨董ばかりを掲げ、子どもの喜ぶものがないとしたらば、子ども達はマンガやゲームなどに耽り、家と親とを忘れて自分の考えのままに行動し、親に逆らい背くような人間になってしまいます。
古い言い方ですが、「成金趣味」は考えものです。