【第8回】エクソシスト介護士 | マイナビブックス

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エクソシスト介護士

【第8回】エクソシスト介護士

2016.07.12 | 逢恋

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 本日の勤務は早番だった。朝の7時から夜勤者と一緒に三人で朝食の介助をする。

 だがその前に磯村さんのオムツを替えなくてはならない。他の利用者さんのオムツは食事前に夜勤者が替えたのだが、この磯村さんは介護抵抗が激しく、一人では交換ができない。二人でならなんとかできるのだが、今日のように便を失禁されているときは収拾がつかない。一人は手を、一人は足を押さえ、そしてもう一人の職員がオムツを交換する。

 そうしなければ汚物をぶちまける可能性が非常に高い。

「さ、磯村さん。オムツを交換させてくださいね。汚れているので綺麗にしましょう」

 僕は彼女に声をかけた。二人の職員もそっと手足を持った。

「なにすんの! やめて! ぎゃあああ!」

 彼女は手足をバタバタさせ全力で抵抗した。

 磯村さんは、身体機能的には問題がない。腕も足も動くし握力もある。

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