【第２回】第二章　仕事

第二章　仕事

　仕事……何をやっても構わない。何度、仕事を変えても構わない。

　ただ一つ言える事は、自分が真剣に好きで打ち込める仕事に早く出会って欲しい。

　そして、「給料は我慢の報酬」という人もいるが、私はそう思わない。そう思いたくない。

　仕事をする事で得られる報酬は、「我慢」ではなく、家族を「幸せ」にするための報酬なのだ。

　愛する人と「幸せ」な暮らしをするための報酬なのだ。そして、自分へのご褒美なのだ。だから、仕事をする事で得られる報酬には、「家族の夢」や「将来への希望」が備わっている。だから、頑張れる。報酬を「我慢」とするなら、「我慢」は長続きしない。仕事を何度変えても、次に待っているのは「我慢」でしかない。一生我慢の人生になってしまう。そんなのは嫌だ。楽しくない一生になってしまう。身体にも良くない。

　だけど、「幸せ」を得るためには、「我慢」も必要。「努力」や「忍耐」も必要。その事を踏まえた上で、自分が、どんな仕事をやりたいか？どんな仕事をすべきか？そんな仕事に向いているのか？家族と自分が、幸せに暮らせるための将来を、どう考えるのか？等、良く考えた上で、職に就いて欲しい。

　多くのサラリーマンは、最初に勤めた会社で、定年までサラリーマン人生を全うしようと頑張るが、私は自己責任で自分の道を歩めば転職も良いと考える。そして、自分の一生の仕事を探して欲しい。

　私が数々の転職の中で、自分に合った仕事と感じたのは、わずか２~３社。だから、直ぐに自分にあった仕事なんて見つかるはずもないと思っている。でも、今、やっと自分の仕事に出会えて幸せに感じている。

　先ずは、自分が最初に「ここで働きたい」と思った仕事で、一生懸命に打ち込み、そこから得たスキルを身につけ、基礎をつけた上で、本当にあった仕事探しをして欲しい。仕事、人との出会いを大切にして欲しい。