【第4回】第二章 誕生から幼児のときまでの出来事
2016.06.29 | 内田宰良
第二章 誕生から幼児のときまでの出来事
わたしは、19××年××月××日に生まれた。
『 』家の3番目の子どもだ。上に兄と姉がいたので両親は性別よりただ元気に生まれてくることだけを願ったようだ。
妊娠7ヶ月頃に母が体調を崩したため母は父と離れて実家に帰った。幼い兄と姉を抱えた母が父の留守中に体調が悪化する事態になったときのためだ。
兄は喜んだが、姉は父と離れることで大泣きしたようだ。そのときは母方の祖母に大変世話になった。