本書「ここだけの話にしたくないゲームの話」は、筆者が1993年にゲーム専門誌のライターを始めて以来、これまでにメーカーでの営業やゲームセンター店長などゲーム業界での仕事を長年経験したうえで気付いたことや、30年以上プライベートでゲームに親しんできた体験などを元にゲームに関するさまざまな問題や課題を取り上げ、将来はどうあるべきかを考えることを目的に執筆したものです。
特に深刻と思われる問題点についてはかなり厳しい口調で批判をしていますが、これは幼い頃から長年多くのゲームに親しみ、数多くのいい思い出作りや楽しい時間を過ごさせていただいた私なりのご恩返しであり、けっして特定の誰かを悪者にして吊るし上げようなどという意図はまったくありません。あくまで、ゲーム業界の発展のためにお手伝いをすることが本書の目的であることを、まずは誤解されないようお願いいたします。
第1章のテーマは「東京ゲームショウ」です。これまでに筆者が仕事で会場を訪れた際に気付いた問題点や意見・提言などをまとめてみました。普段、私が仕事をしているゲーム専門のメディアでは都合上まず載せることのできない内容もたくさん書いてありますので、業界関係者はもちろん、一般のゲームファンの方や普段ゲームにご興味のない方にも「ゲームショウってこんな状況になっているんだ。」ということを知っていただくためのご参考になれば幸いです。
なお、本書では会場に出展されていた個々のゲームに関する紹介や論評などは一切書いておりません。あらかじめご了承ください。
