【第6回】⑥(カールd、三日月d、古田e) ―(1) | マイナビブックス

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奇妙な狂ったボウシ Madman Moody Mood 上演台本

【第6回】⑥(カールd、三日月d、古田e) ―(1)

2016.03.02 | 宇野正玖

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⑥(カールd、三日月d、古田e)

 

 

上手のカールがしゃべり始めると同時に、暫くスーホも休みなく古田と風子の動きを真似る。

 

カール  僕は、被験者の夢を、少しずつ削って行く作業に没頭していた。上官から預かった不思議の国のアリスを読んだが、謎解きの多いその内容にはさしたるヒントを見出すことが出来ずに、いつだかその内容をわすれてしまっていた。被験者を隔離(かくり)し、外部との接触を皆無かいむにさせることで、被験者から日々の経験を奪おうとした。

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