【第8回】茨城県　巨大飛行船が舞い降りた町

「歴史は繰り返す」というが、古くて新しいものの一つに「飛行船」がある。

　特に近頃は、企業やイベントのアドバタイジングメディアとして、日本各地の空にのんびりと浮かんでいることも多いので、思いがけないところでその姿を目にした人も多いだろう。

　古くは、１９６８年当時に日立が発売した「キドカラー」というカラーテレビの宣伝用に、戦後初の民間飛行船が日本全国を縦断し、最近では、２００５年の「愛・地球博」やＢＭＷなどの自動車メーカーの広告用として、新造船が活躍している。