【第4回】観光島の光と影――心に残るグアムの女性たち―― (2) | マイナビブックス

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旅行小説「旅は一期一会」

【第4回】観光島の光と影――心に残るグアムの女性たち―― (2)

2016.01.29 | 武山博

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島に残る太平洋戦争の傷痕

 

 十一月の中旬だったけど、三時間半のフライトで国際空港へ着いた。時差は一時間。

 ガイド・ブックによると、この島は十二月から五月までが乾季、六月から十一月までが雨季だそうで、気温は平均二十六度。一年中、Tシャツと半ズボンに、サンダル履きで用が足りるというから貧乏人には天国だ。

 でも、到着したときの印象は、ムッとするほどじゃなかった。湿気が意外と少なく、しのぎやすい所なのかもしれない。

 この旅行は、当選者と、主催の組合関係者の人たち総勢九十名ほどの団体で、バス二台に分乗して空港を出発、ホテルへと向かった。

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