【第2回】第1章:「英語の筋肉を鍛える」とは(2) | マイナビブックス

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英語の筋肉の鍛え方

【第2回】第1章:「英語の筋肉を鍛える」とは(2)

2015.10.13 | 岩村圭南

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【2】日本語的体質


 日本の社会の中で育てば、話し方、考え方、行動の仕方などが日本語から多大な影響を受けます。これはごく自然なことですよね。例えて言うならば、日本語の湯船の中にずっと浸かっているわけですから。私たちの体(頭を含めて)は、日本語的な体質になっているとも言えます。
 英語を学ぶ時に、否が応でもそれを実感させられます。まず、発音。英語を話しているつもりでも、どこか日本語的な発音、話し方になってしまいます。
 日本語と英語の発音をする時の口の動きの違いを体感するために、ここでもう一度だけ筋肉チェックをしてみましょう。

◇Check 6:唇の下

 唇の両端の少し下あたりに、人差し指と親指を軽く当てる。その状態で自然に「アイウエオ」と言う。次に、指はそのままにして、英語の [æ] [i?] [u?] [ei] [ou] を順に発音していく。英語の方が唇の下の筋肉がよく動いているのが指先から伝わってくる。

 [æ] [i?] [u?] [ei] [ou] をしっかり発音しないと、筋肉の動きの違いはわかりません。例えば、「ウ」と [u?]。「ウ」は唇が平らなままですが、[u?] は口先を突き出すようにして発音します。英語の音を出すには、日本語とは違う口の周りの筋肉を使わなくてはならないのです。英語にも日本語の「エ」「オ」に近い音がありますが、ここでは違いがわかるように敢えて二重母音を使っています。

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