【第10回】心臓がドキドキ | マイナビブックス

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 初めて一人で乗務をする日の最初の電車は、見習いのときに一緒だった車掌仲間では、いわゆる「げた電」と呼ばれていた「各駅停車」であることを願っていた。7両編成なので前のほうまでよく見えるので、ドアの開閉が比較的やりやすい。快速電車なら最長では12両編成なので、各駅停車のおよそ倍の長さだから最前部から乗り降りされるお客さんが小さく見える。それに、快速電車なら車内に入って車内補充券と呼ばれる切符の販売もしなければならない。

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