ファミコンと戦い敗れた廉価パソコンの雄 「侍達の夢」ソードm5
いつの時代にも「先駆ける」製品というものは存在します。
ホビーパソコンのカテゴリだと…私にとってはソードのm5こそが先駆け…いや魁と書いた方がしっくりくるような気がしますが…時代のど真ん中を駆け抜けて行ったホビーパソコンに思えます。
今回は8ビット黎明期に突如現れて子供達の心を鷲掴みにし「和製AppleII」とも呼ばれ発売会社のSORD(以下ソード)の名を高めながらも…時代の流れの中で様々な事情によりファミコンやMSX(初代規格。以下MSX)にその道を譲らざるを得なかった名機「m5」についてのお話です。
このm5というパソコンですが、まず思い浮かぶのは「とてもなくコンパクト」なパソコンだったこと。今薄型ノートというかウルトラブックとかMacBookAirとかあるわけですが、当時のインパクト的にはそれに近いイメージのパソコンで。