2016.06.18
特別企画 [PR] Web Designing 2016年8月号
制作会社の細やかなサポートでクライアントのビジネスを加速させる ―株式会社エヴォワークス―
エヴォワークスは、Webサイトの受託制作を主領域としながらも、ECサイトの運営、メディアコンテンツ運用まで幅広く手がけ、顧客と深い関わり方をしている。普段、どのようにきめ細かくクライアント案件をサポートしているのか、代表取締役の矢野賢史氏、ディレクターの大木健二氏、テクニカルディレクターの大越俊輔氏に、話をうかがった。
顧客にも社内にも有益な組織づくり
エヴォワークスは、クリエイティブ力を武器にしながらも、運用面までトータルにサイト制作を手がけている。クライアントの8割は直接案件で、継続的なビジネスになることが多い。代表的なところではワコールやANA、スルガ銀行などがある。
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クリエイティブとテクノロジーを駆使して、ヒト・モノ・ココロを繋げ、新しい価値観・ちょっとより良い世界を創り出すプロダクション・カンパニー。左から矢野賢史氏、大越俊輔氏、大木健二氏
老舗スポーツボールブランド「TACHIKARA(タチカラ)」のサイトでは、制作だけでなく、ECサイトの売り上げをシェアする成果報酬型で運用している。
「ECサイトでは、名前入りのカスタムボールを作ることもできて、結婚式などのギフトとして、人気を得ています」(矢野氏)
「もともとは、ECサイトをつくりたいが社員数が少ないので、ボールの製造やスポーツシーンを盛り上げるといった本質的な業務以外に発生する、大量の雑務に対応するのが難しいというご相談をいただきました。そこで、ECサイトの運営やサポート業務、物流や撮影まで弊社で行っています」(大木氏)
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1915年創業の老舗スポーツボールブランド。シーンを盛り上げるべく、メーカーとプレーヤーががっつり組んだコンテンツを展開している。下部にボールを収納できるリュック「CITY BALL PACK 000」は発売前に予約完売するなど、スポーツマンの支持が高い。ECサイトは、エヴォワークスと成果報酬型モデルで運営している。日本語版と英語版で展開
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TACHIKARAのボールは国内外で、スポーツマンたちの支持が高い。あとは売るための場と運用の人手を欲していたところ、このような関わり方がマッチしたのだろう。
「弊社としても、働き方を多様化できるというメリットがありました。運用業務はサイト制作業務に比べて労働時間を固定しやすく、子育て期の社員などに担当してもらいやすいんです」(矢野氏)
会社の労働環境づくりとしても、興味深い話だ。また、TACHIKARAではドメイン名に『tachikara.jp』を採用している。
「TACHIKARAは、国際的なブランドとして展開しています。世界に向けてのブランドECサイトの位置付けだったので、日本から発信していることが伝わる『.jp』を選びました」(矢野氏)
ドメイン名をデザインする
エヴォワークスでは、ドメイン名の提案をする場合、他にもいくつか配慮している点があるという。
「まずは、読みやすさです。たとえば弊社でサイト制作を手がけている『Reborn-Art Festival』というフェスのサイトでは、ドメイン名は『reborn-art-fes.jp』としています。Rebornとartとの間にはもともとハイフンが入っているのですが、artの後ろにも入れることで単語の区切りと意味を認識しやすくし、festivalもfesと短くまとめることで、パッと見たときに読みやすくなるようにしました」(矢野氏)
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音楽プロデューサーの小林武史氏を中心に東北復興や振興につながるさまざまな循環を生み出すための総合芸術祭。今夏にはプレイベントを開催する。日本発信のプロジェクトのため、ドメイン名には「.jp」を採用している。Reborn-Artという名称は、「人の生きる術」を取り戻すという意味として名付けられた
「スマートフォンでは、ブラウザ上部にすべてのURLではなく、ドメイン名のみが表示されることになります。そうした点からも、わかりやすいドメイン名というのは、重要になってきますね」(大越氏)
ほかにも、同社が手がけた『.jp』を採用しているサイトに、このようなものがある。
「京都の反物の魅力を海外に向けて発信していく『tangotango』というサイトでは、TACHIKARA同様に日本発であることをアピールするため『.jp』の採用を提案しました」(矢野氏)
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tangotangoは、西陣織の老舗である(株)細尾が新たに手掛けるブランドで、2016年には、「ミラノサローネ」(毎年イタリアで開催される家具見本市)にも初出展を果たしている。Collectionのページから見ることができるテキスタイルパターンは、従来の反物とは異なる、ファッションやインテリアなどの用途に向けたモダンなアプローチとなっている
ドメイン名にいたるまで、細かな配慮がうかがえるエヴォワークス。近年、受託制作から自社サービスへの転換を図るWeb制作会社が増えているが、今後の展開をどのように考えているのだろうか。
「Webサイト受託モデルというのは、変わらないと思います。むしろ、今後はさらに提供できるサービスの領域と深さを増していくことで、事業としての幅を増やしたいと考えています」(矢野氏)
企画協力:株式会社日本レジストリサービス