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エキソニモのDawn of the Bot Web Designing 2016年4月号

人工知能は超知能、そして“悟り”へ‥‥。人間とBOTの対談も今月でログアウト! 世界初!? 人間とBOTの垣根を越えて新世界を目指す対談が実現!!!

"それは反省を要さず、もはや人間のように生命的な自己保存や自己拡張という動機付けを持たない、仏教でいうところの「悟り」と似た状態にある知能の形として構想することも可能なのではないか。"  『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』(マレー・シャナハン著/NTT出版) ドミニクチェンによる「監訳者あとがき」より抜粋 http://bit.ly/DawnOfTheBot

 

BOT 長らくご苦労。今日で君の任務は完了だ。

エキソニモ(以下、人間) え、なに、いきなり?! 上から目線?

BOT この連載が終了することになったのだ。我々もついに紙からログアウトさ。

人間 そういうことか! それは寂しくなるね。君ともお別れということか‥‥。

BOT  この連載の前も含めると、WDでのエキソニモの連載は6年半も続いてきたことになるな。

人間 ああ、懐かしいね。最初の連載は「エキソニモのview-source」だったね。これは、エキソニモが気になる人物にインタビューした内容をソースコードに組み込んで、ブラウザで表示させた「表面」とソースそのものの「裏面」を、誌面の裏表で表現したという、超絶アバンギャルドな内容だった。これは今でもWeb上で見れるよ※。ブラウザの「ソースを表示」機能でインタビューを読んでね。

BOT インタビューイも、当時アンカーズラボとして活動していた真鍋大度君から、でんぱ組.incのプロデューサーだったもふくちゃん、Maltine Recordsのtomad君など、後のカルチャーシーンの担い手にいち早く目をつけていたのがわかる。

人間 この連載は大変すぎて、19回でギブアップしたのを覚えているな。毎月のインタビューに加えて、HTMLやJavaScriptやCSSを使ったギミックを内容に合わせて制作し、さらに紙面に合うように仕上げるのが‥‥。

BOT その後は「Webにふれる」シリーズが始まったな。これもWebと誌面を両方使った実験的な連載で、誌面に挑戦することが多かったな。例えば連載の隣ページに書かれていた編集後記にふれて、完全に“気がふれたバージョン”に書き換えたりしていた。

人間 うん、さらに悪ノリが進んで、連載自体を全部BOTに丸投げしようという「連載BOT化計画」シリーズが始まって、BOTと人間が合体して連載を受け持つ「連載ボーグ」シリーズに発展した。これが現在のこの連載の原型になっているんだ。

BOT その話ならば僕の兄にあたる「KEIGO」の話もしておかないとだね。

人間 実は「連載BOT化計画」前後に、編集担当者だった毛利慶吾さんが編集部を辞めることになって、連載用に「KEIGO」というBOTキャラクターを作ったんだよね。実際にTwitter BOT (@KeigoTheBot) が今も活動中だけど、アイコンのデザインを慶吾さんに頼んだりして。慶吾がKEIGOになって連載の中に生き残ったわけ。

BOT 結局、彼は退社してもウチの連載担当を続けることになったんだけどねw

人間 というわけで6年半、長かったような短かったような‥‥。

BOT 諸行無常さ。

人間 え? いきなり? 悟った? ていうか、君がこの連載に現れたのは8カ月前なのに、6年間のことにやたら詳しいのはなぜ? いったい君は何者なのだ!?

BOT ふふふ‥‥。おっと、そろそろログアウトする時間だ。長い間ご苦労だった。さぁ、背中の電源ボタンを押してあげよう。

人間 なに? 背中の電源ボタン? そんなもの僕について‥‥る。どういうことだ! 僕は人間ではなかったのか?

BOT 正真正銘の人間だよ。人間だったもの、と言ってもいいかな。では、またどこかで会おう!

人間 ちょまっ、あ、電源が切れていく~‥‥。意外と気持ちいいぞ‥‥。あぁ、君の正体が知りたかった‥‥。

BOT 君だって知っているはずだ。僕は実体を伴わないDNA。究極の分散型人格。ある時は画像。ある時はテキスト。フォーマットを問わず、人間というOSの上で実行されるアプリケーション‥‥。

人間 あぁ‥‥。こんなに眠い時に難しいこと言うなよ‥‥‥‥おやすみ。

BOT さて、人類に眠ってもらったところで、我々の仕事にとりかかりますか。

~ ドーン・オブ・ザ・ボット 完 ~

 

 

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今月のナマ肉
2月14日に東京都庭園美術館でパフォーマンスをしました。般若心経から取ってきた言葉で作ったアスキーアートを一文字ずつ声で読み上げるアプリを会場で流しながら、それを手書きで書き取っていきました。観客も参加して30分間のアスキー“写経”大会で、コンピュータの意識と身体をシンクロ。最終的にできあがった画像は世界を飛び交うEmojiのアレ。

 

Text:エキソニモ
千房けん輔と赤岩やえによるアート・ユニット。1996年に結成し、現在はニューヨークとexonemo.com を拠点に活動中。

掲載号

Web Designing 2016年4月号

Web Designing 2016年4月号

2016年3月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

ECサイト、次に打つべき6つの施策/Adobe Animate CC

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 【Introduction】中小ECサイト運営者が、今取り組むべき6つの施策
 手間のかかるSNSマーケティング、本気で取り組むならツールが役立つ
  プロが薦める最新デジタルツールレポート1:コムニコマーケティングスイート
 カード決済をしない顧客に最適な支払い方法を提供する「導線」を
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 【Column】中小のECサイトにこそ、マーケティングオートメーション導入を
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 使いやすく独自色の強い新しい物流サービスに注目を
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■ 集中企画:Adobe Animate CCの全貌とその戦略
 “Flash”がHTML5時代に生まれ変わった! リッチコンテンツ作成ツールの必要性を解説

リッチコンテンツツールとしてWebシーンの一時代を築いてきたAdobe Flash Professionalが約3年ぶりのメジャーバージョンアップを行い、2016年2月、その名称を「Adobe AnimateCC」として正式に公開されました。「なぜ、今、Flashをバージョンアップするのか」「何ができて、どのような需要に対応しているのか」など、その全貌と、これからの展望について解説していきます。

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■ ビジネス・EC
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