2023.04.18
特別企画 [PR] Web Designing 2023年6月号
ドメイン名登録までの6つのステップ Webサイト制作が決まったらすぐに準備しよう!
Webサイトを新規に公開する際には、住所となる「ドメイン名の登録」が必要だ。JPドメイン名の登録・管理を行う日本レジストリサービス(JPRS)の渡邊千裕さんに、ドメイン名を登録するまでには何を考えどんなことに注意したらよいのか、Web制作会社などが提案する場合はどういう工程で考えているのか、その手順とポイントについてうかがった。

- 教えてくれたのは…渡邊 千裕
- 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 上級ウェブ解析士・PRSJ認定PRプランナー。2012年からJPドメイン名の登録・管理に従事。ECサイトの企画営業を経験した後、現在は広報として、ドメイン名・サーバー証明書に関する情報発信や講演、Webサイトの管理を担う。趣味はSEO。 https://jprs.co.jp/
【STEP1】ドメイン名について考える
新規Webサイトの制作時は、サービス名やサイト名、Webサイトの課題やターゲットなどを考える段階で、ドメイン名も一緒に考えるのが望ましいです。WebサイトのURLは名刺やパンフレットなどにも記載するため、起業の場合は日本企業のための「co.jp」を仮登録するなど、早くから検討・登録するのがおススメです。

【STEP2】ドメイン名の文字列を決める
ドメイン名の文字列には、会社名やサービス名など、Webサイトの内容が伝わりやすいものを用いるのが一般的です。他にも、業態や地域名から活動内容を表現するなど、さまざまな工夫をすることができます。文字数は長過ぎず、混同しやすい文字がないようにし、顧客にとってわかりやすいものを心がけ、複数の候補を用意しておきましょう。
【STEP3】TLDを決める
ドメイン名の末尾に入る「.jp」の部分をTLD(トップレベルドメイン)と呼びます。国や地域別のTLDを採用するとどこの国の組織・個人か伝わりやすくなるため、日本企業では「.jp」を採用いただくところも多いです。日本国内にある企業が原則1社1つしか登録できない「co.jp」は、その信頼性の高さからコーポレートサイトによく使われています。
【STEP4】空き状況を確認する
ドメイン名は先に誰かが登録したものは使えないので、文字列やTLDの候補を決めたら、それらが空いているのか調べます。早い者勝ちという意味でも、早く動くことが大切です。もし余裕があれば、間違えて入力されやすい文字列、1文字違いなどのドメイン名もあわせて登録しておくと、誤入力への対策や、なりすまし被害の防止になり安心です。
【STEP5】契約する事業者を決める
ドメイン名の登録は、ドメイン名を管理するレジストリと契約する事業者を介して行います。事業者は多数あり、提供しているサービスや価格は各社で違ってきます。ドメイン名更新時のお知らせ方法やマイページの提供有無なども各社で異なります。ドメイン名の件数が多い場合は、管理を一本化するのもいいでしょう。

【STEP6】ドメイン名を登録する
ドメイン名を登録する際の名義人は、クライアントにしておくのがよいです。なぜなら名義人はドメイン名に関する責任を負う立場となるからです。万が一ドメイン名に関するトラブルなどがあれば、名義人が当事者となります。名義人がクライアントであっても、ドメイン名の更新連絡などの窓口をWeb制作会社にすることはできます。


企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
https://jprs.co.jp/