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「Wix」が日本の制作者とともに目指すもの(前編) Webビジネスを成長させるプラットフォーム

Webビジネスに関わる方なら、ノーコードWeb制作ツールの先駆けである「Wix」の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。Wixは誕生以来絶えず機能を拡充し続け、現在はデザイン・マーケティング・Webアプリ開発なども可能な「Webビジネスのための総合プラットフォーム」として、世界190カ国、2億人以上が利用するサービスに成長しています。

サービス誕生から約15年でここまで成長した理由はどこにあるのでしょうか。サービス誕生秘話と現在の全体像を、Wix日本法人代表の積田英明さん、PR・コミュニケーションズディレクターの間島ゆかりさんに聞きました。(以下、敬称略)

 

 

制作会社による開発事例増加中
WebビジネスのプラットフォームとしてのWix

―― 「Wix」は、ノーコードWeb制作ツールの先駆けとして知られるサービスです。最初はどのように始まったのでしょうか?

積田 Wixは2006年、イスラエルで設立されました。創業者である3人のシリアルアントレプレナー(起業~売却を繰り返して行う起業家)が、もともとは別の事業を立ち上げようとしていたのですが、その際に誰もWeb制作をやりたがらなかったのです。いくつも起業の実績を持ち、ITのバックグラウンドもある3人がこうなのですから、世界には同じように困っている人が大勢いるはずだと、彼らは考えました。そこで生まれたのが、専門的な知識がなくても使えるビジネス成長のためのWebプラットフォーム、Wixです。

Wix.com Japan株式会社 日本法人代表 積田英明さん

間島 Wixのビジョンは「誰もがWebサイトを制作・運営し、ビジネスを成長できるようにする」です。創業者らの実体験から生まれたコンセプトは、プロダクトに色濃く反映されています。

Wix.com Japan株式会社 PR・コミュニケーションズディレクター 間島ゆかりさん

—— 具体的にどのような部分でしょうか?

積田 Wixは、利用者のリテラシーや目的に応じて、さまざまな形に拡張させることができます。例えば、Webページを作成するだけでなく、EC運営ができる「Wixストア」、予約受付ができる「Wixブッキング」、他にもチケット販売やコンテンツダウンロードなどにも対応しています。また、ビジネスを成長させるための中長期施策として、メルマガやSEO、ストアのカゴ落ち対策、MAやCRM連携、といったマーケティング機能も幅広く提供しています。一般的に管理が難しいセキュリティ面も、Wixがグローバル基準で丸ごと提供しているので、安心してお使いいただけます。

Wixのサービスの全体像。Webページ制作だけでなく、幅広い分野のビジネスをサポートする機能が提供されています

間島 最近は制作会社の方に、プラットフォームとしてWixを選んでいただくケースが増えてきました。

―― クライアントワークにWixが活用されているのですね。どのような利点があるのでしょうか?

積田 Wixで制作すれば、制作会社から納品後もお客様が自社で容易にコンテンツを更新することができます。あるいは、サイト内の一部だけ更新できるように設定したり、後からサービスを追加するなど、お客様のさまざまなご要望に柔軟な対応が可能です。また、セキュリティ設定や使い方のサポートなど、制作以外のサポートはWixにお任せいただけるので、納品後もお客様が安心してお使いになれることも、制作会社の方にとって安心できる部分だと思います。

間島 より高度な機能が必要であれば、Webアプリケーションを構築・管理・デプロイできるWix上の開発プラットフォーム「Velo」をお使いいただけます。バックエンドはNode.jsで、100種類以上のAPIを提供しており、フロントエンドはドラッグ&ドロップ編集が可能なエディタ、またはJavaScriptで自由度の高い開発が可能です。サードパーティAPIもご利用いただけるので、お客様が現在ご使用中のシステムやマーケティングツールとの連携もご提案が可能です。

積田 Veloは、Wixが提供するブッキング、ストア、CRMなどのアプリをカスタマイズしてご利用いただくにも最適です。制作会社の方からは、お客様のやりたいことをより迅速に、使いやすい形で提供できるプラットフォーム、という視点でWixをお選びいただくケースが多いですね。ECやオンライン予約機能が使えるビジネス&Eコマースプランでも、レンタルサーバ程度の料金でご利用いただけ、日本語カスタマーケアもついているので、お客様にとってもご利用いただくハードルは低いのではないでしょうか。

「制作会社の方にとって、Wixはより価値あるWebサイトをお客様に提供するためのプラットフォームとなります」

―― そうなんですね。実際にどのような事例があるのでしょうか?

間島 はい。まず、経団連が会員企業・団体による SDGsへの取り組みを紹介するために制作した「Keidanren SDGs」です。こちらは経団連のご担当者の方が自ら制作し、運用も行っていらっしゃいます。Excel感覚で使えるデータベース機能を活用して情報更新を効率化し、マルチリンガル機能で日英2カ国後に対応するなど、非常に効果的にご活用いただいています。

間島 こちらは、法政大学の体育会6部による合同のオフィシャルサイト「法政大学ORANGE」です。以前はWordPressで構築したサイトをお使いでしたが、メンテナンス性や更新性の課題があり、見た目をほとんど変えないままWixにリプレースされました。これにより、学生の方がリアルタイムに試合結果を更新できるようになりました。制作はWeb制作会社のWixerDesignさんが行い、Lazy Loadなどの負荷対策が組み込まれています。

法政大学ORANGE
https://www.hoseiorange.jp/

間島 Wixはさまざまな使い方ができるので、時に私たちの思いもよらない形でご活用いただく例があるのですが、こちらの「KENTEN オンライン」もその一つです。ネットショップ用の「Wixストア」機能をオンライン展示会にご活用いただきました。資料請求のリード獲得に、Wixストアの名前や住所をご登録いただく機能を使われたそうで、私たちも話を聞いて驚きました。このサイトを制作したAMRさんはMovable TypeやWordPressなどもお使いですが、案件によってはWixで制作していらっしゃるそうです。

KENTEN オンライン
*会期は終了しています

―― なるほど、単にWebサイトをつくるだけでなく、「ビジネスを成長できるようにする」というビジョンが形になっていることがよくわかりました。Web制作会社がクライアントワークで活用しているケースも多いのですね

積田 そうなんです。私たちはツールをより使いやすいものにする努力を日々続けていますが、それらを活用してビジネスの成長を実現するには、マーケティングの知識が欠かせません。その点でお困りの企業様は多いのではないでしょうか。ですから、制作の知見をお持ちで、かつビジネス・マーケティングへの活用経験が豊富なWeb制作会社の方には、お客様のビジネスの成長に必要な機能を迅速に、使いやすい形で提供できるプラットフォームとしてWixをご活用いただくと、より制作の価値を高められるのではないでしょうか。

―― ありがとうございました。

Webサイト制作プラットフォーム「Wix」 https://ja.wix.com/

企画協力:Wix.com Japan株式会社