2022.04.18
特別企画 [PR] Web Designing 2022年6月号
徹底的な分析と深い理解でクライアントの本質的な魅力を伝える 注目の制作会社の視点を探る
quip Designは、企業のブランディングに必要なあらゆるツールをトータルプランニングする力に長けたデザインスタジオだ。高いクリエイティブ力や幅広い対応力、懇切丁寧なヒアリングなどが支持され、規模や業態を問わず多くのクライアントから引く手あまたとなっている。彼らは、日々どのような考えで仕事に臨んでいるのだろうか。クリエイティブディレクターの平出杏氏、テクニカルディレクターの平出修二氏に話をうかがった。
クライアントの魅力や課題を見極め最適解を提案
3名で構成される少人数のデザインスタジオながらも、多くのクライアントから引き合いが絶えないquip Design。クリエイティブ力に加え、一つひとつのプロジェクトにオーダーメイドのように取り組む姿勢が評価されている。
「自分たちがつくりたいものではなく、プロジェクトの本質を捉え、クライアントにとって本当に必要な提案をしようと決めています。形式だけの会議や資料作成をせず、その分クオリティアップに時間を使います」(平出杏氏)
徹底的にクライアントを理解・分析し、その商品やサービスに深い興味を持つヒアリングも同社が支持を集める理由だ。
「取り扱う商品やサービスをしっかりと調べ、応援する気持ちで取り組んでいます。ヒアリング時にはエンドユーザーも見据えているので、ときには『これでは売れないと思います』と正直に話し、商品開発やコンセプト設計から携わることもあります」(平出杏氏)
優先すべきは商品やサービスの良さを伝えることであり、Webサイトなどの制作物はツールと位置づけているという。自社サイトも一般ユーザーにも自社の強みを伝える内容へとリニューアルした結果、案件の依頼や採用の問い合わせ数が増加したという。
学習院の広報マガジン「G.LiFE Web」の事例では、趣ある学舎や構内の豊かな自然、等身大の学習院生の姿をより魅力に感じるコンテンツ制作に注力できるよう、CMS構築や運用体制を整えながらも、学習院らしさを感じる「伝統」と「気品」をトーン&マナーに落とし込み、和色&和柄装飾が広報誌と連動する仕組みを実現した。
また、動画で商品を紹介するオンラインショッピングモール「コレミテ!!」の事例では、「大手サイトとの差別化を図り、安心して買い物ができるモールだとアピールするために国内企業を応援するWebサイトにしてはどうか」と、ビジネスの方針も含めて提案した。まさにトータルプランニングを実現しているのだ
JPドメイン名が持つ信頼とリズミカルという魅力
quip Designでは、業種やサービスに合わせてトップレベルドメインを提案している。企業には国内に登記がないと登録できない「.co.jp」を。国内向けサービスにも国内に住所がないと登録できないことによる信頼感からJPドメイン名をクライアントに勧めることが多いそうだ。加えて、JPドメイン名にはこんな魅力があるという。
「ドメイン名やサイト名を提案する時は、呼びやすさ、伝わりやすさ、発音したときの気持ち良さを考慮します。特にドメイン名は、短く響きが良いと印象に残りやすくなります。JPドメイン名は2文字ゆえのリズム感や語感の良さも魅力です」(平出杏氏)
同社のドメイン名「qpqp.jp」も、キャッチーで覚えやすいものにと考えて2005年に登録し、屋号はドメイン名を元に決めたという。
「サイト名やサービス名をご提案する際、ドメイン名が登録できるものをお勧めします。また、ドメイン名には、口頭で伝える際に間違いが生じやすい『-』などの記号は極力用いないようにしています」(平出修二氏)
この点からも、quip Designがいかに伝えることに注力しているかがわかるだろう。最後に今後の展望をうかがうと、実に同社らしい回答があった。
「国内には良いサービスや商品がまだたくさんあると感じています。そうしたモノの良さを伝えたい、何かを成し遂げたいという思いを持つクライアントが活かせるツールをつくっていけたら幸せです。今後もご縁のあった案件一つひとつを丁寧に対応するために、技術の向上に注力していきたいです」(平出杏氏)
企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
https://jprs.co.jp/