2020.12.18
特別企画 [PR] Web Designing 2021年2月号
真のパートナーとなることでドメイン名も含めた総合的なデザインを実現 Webサイトの構築・運用からドメイン名の選定までー注目の制作会社の視点を探る
オンラインからオフラインまで、総合的なデザイン力に長けたロンドマーク。「クライアントの気持ちに寄り添うこと」を信条に掲げながらプロジェクトに臨むことで、ブライダル業界を中心に多くのクライアントから支持を受けている。そのような姿勢は、プロジェクトにどのような効果を与え、クライアントに何をもたらすのか。代表取締役の高橋拓也氏、取締役の桜庭典明氏、山本武氏に話をうかがった。
企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
特定業界に強いからこそ獲得した洞察力と関係構築力
地方の制作会社は往々にして地場企業がクライアントの中心となるが、北海道を拠点とするロンドマークは道外のクライアントも多く、なかでもブライダル企業が中心だ。2013年の設立当初からブライダル業界のプロジェクトを手がけ、着実に結果を出し続けてきた。高橋氏と山本氏は、同業界の特徴とそこに対する同社の強みについてこう話す。
「ブライダルは比較的若い男女が主要顧客で、客単価の高い業界のため、特定の顧客と結びつくことが重要です。我々としてもクライアントと深い関係を築いた上で施策を実行する必要があります」(高橋氏)
「長い間業界に携わっているので、ブライダルマーケティングの中でWebをどう扱うかという観点で話ができますし、成功の方程式も持っています。また、新郎新婦が結婚式場を決める理由は会場の雰囲気という“ふわっとしたもの”が多いのですが、それをWeb上で表現する術も心得ています」(山本氏)
業界に関する専門的な知見を有するだけに、クライアントからの依頼はWebサイト制作に留まらない。新規に進出する地域や建築のデザインに関するアドバイスなど、オフラインとオンラインの両面から関わっている。そうした上流から関わった事例が、熊本県の結婚式場「ラソールガーデン・熊本」だ。
「ラソールガーデンは業界内でも人気の結婚式場ブランドで、我々は立ち上げから携わっています。熊本の場合、地域のシンボルである熊本城に近い立地なので、古き良き歴史を継承しながら新しい物語をつくっていくという意味を込めた『Re Trad』というコンセプトを設定してデザインに落とし込みました。また、結婚式場のWebサイトは来館予約をしてもらうことが重要なので、その点も考慮した動線設計をしています」(高橋氏)
このように、顧客を深く知り、強固な関係を築く姿勢は、他業界での案件でも同様だ。北海道のトマムと富良野で、ホテルとアクティビティを運営する「ファン」の事例では、リニューアルを急ごうとするクライアントに対して、「収益向上のために必要なことを見定めてから実行すべき」とアドバイス。パートナーとしての関係性を構築するとともにクライアントの強みを見出していった。その結果、アクティビティを前面に押し出したWebサイトを制作し、結果を出すことに成功した。
「月に5件あればいい方だった問い合わせが100件以上に増えました」(桜庭氏)
また、札幌のハウスメーカー「ジョンソンホームズ」の事例でも、顧客の視点を分析し、スタッフ紹介のコンテンツを充実させて社員の人柄が伝わるようにしたところ、直帰率が改善するという成果を上げた。
「ユーザーは、商材の単価が大きいものの場合、会社やスタッフといった情報を深くまで調べる傾向があります。その際に信頼を得られるようにと考え、Webサイトの情報設計をしました」(山本氏)
ドメイン名も含めてブランドイメージを形成する
ロンドマークではJPドメイン名を提案することが多く、ラソールガーデン・熊本とファンは「.jp」を、ジョンソンホームズは「.co.jp」を使っている。選定の際には、そのドメイン名が持つ“クセ”に配慮するそうだ。
「JPドメイン名は信頼性が高く日本らしさも伝わる一方、いい意味で“クセ”がなく、どのサイトでも使いやすい万能なものだと感じます。また、サービスサイトなどは『.jp』を、コーポレートサイトなど企業色を出したい場合には『co.jp』といった属性型のJPドメイン名を、使い分けて提案しています」(山本氏)
ドメイン名でもブランドイメージを形成するのは、総合的なデザイン力を持つ同社らしい考え方だ。最後に、今後の展望をうかがった。
「多くの業界がコロナ禍でダメージを受けましたが、右往左往せず、かといって楽観的にもなり過ぎないように仕事に取り組んでいきたいと思っています。そのためにも、原点に立ち返って自分たちの強みを見つめ、クライアントに深く寄り添っていきたいですね」(高橋氏)
企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)