MA、DMP、Web接客の最新シェアは?|WD ONLINE

WD Online

特集一覧 Web Designing 2020年6月号

MA、DMP、Web接客の最新シェアは? マーケティングテクノロジーの最新トレンド

ユーザーへの高度なアプローチが可能になることから、ここ数年で導入が進むマーケティングテクノロジー。その代表ツールとして、「MA」「DMP」「Web接客」それぞれの市場シェアをランキング形式でまとめました。最新シェアから製品トレンドを読み解くことで、ツール選定のヒントとして活用できるはずです。

今回ジェネシスコミュニケーションの田代さんに、MA、DMP、Web接客の製品シェアを見てもらったうえで、各ツールの選び方に関するコメントをもらいました。同社には本誌2019年12月号にて「CX向上のためのデータ活用」というテーマで取材し、マーケティングテクノロジーの利活用についても詳しく話していただいています。

 

MAはPardotがトップ

Salesforce社の「Pardot」がトップなのは、SFAとの連携面が重視された結果と見れます。連携のしやすさを重視するか、MA単独で運用するかが選択肢の分かれ目。無料や安価な「BowNOW」や「リストファインダー」は、トライアル的にスタートしてみようと考えている企業も多いのでは。B2BでもB2Cでも、メールアドレスの取得からメール配信まで、コンテンツを通じたシナリオをつくり続ける認識で導入することが成功への鍵です。予算措置としては、導入費用だけでなく、コンテンツの企画制作予算を確保しておくことが良策となるでしょう。

出典 :「 DataSign Webサービス調査レポート 2020.2」を基に編集部にて制作。同レポートでは、株式会社DataSignが、Webサイト約18万件を対象にクローリング方式で調査を実施した。 https://datasign.jp/blog/datasign-report-docodoco-20200229/

DMPはIntimate Mergerがトップ

広告連動重視なら「Intimate Merger」のようなパブリックDMP、自社データ連動重視なら「トレジャーデータ」のようなプライベートDMPを採用することが多いはず。パブリックDMPでは、現在出稿している広告媒体はカバーできているか、広告配信先の豊富さ、広告連携の容易さが選ぶ際に重要です。プライベートDMPでは、CRM的な活用(顧客を特定)になることが多く、レコメンドエンジンや他コミュニケーションツールとの連携の有無や容易さ、連携できる外部システムの豊富さ、システム連携の容易さが運用面で大事になります。

出典 :「 DataSign Webサービス調査レポート 2020.2」を基に編集部にて制作。同レポートでは、株式会社DataSignが、Webサイト約18万件を対象にクローリング方式で調査を実施した。 https://datasign.jp/blog/datasign-report-docodoco-20200229/

Web接客はKARTEがトップ

チャットやポップアップがメイン機能であるものから、総合的な機能を有するものまで混在しているため、機能の理解は重要。サイトの特性(ECなど)に特化したツールも存在します。サイト内の重要コンテンツへの誘導や訴求、閲覧サポートといった使い方が中心であれば、cookieとメールアドレスの取得が必要なMAより、cookieだけで機能できるWeb接客ツールは使いやすいです。顧客セグメントやリアルタイム性を求めると高機能になる傾向があるほか、外部連携やデータ連携を利用する場合、データ量が多くなるため、課金形態もチェックしておきたいですね。

出典 :「 DataSign Webサービス調査レポート 2020.2」を基に編集部にて制作。同レポートでは、株式会社DataSignが、Webサイト約18万件を対象にクローリング方式で調査を実施した。 https://datasign.jp/blog/datasign-report-docodoco-20200229/

 

教えてくれたのは…田代靖和さん
(株)ジェネシスコミュニケーション コミュニケーションデザイン部 部長

掲載号

Web Designing 2020年6月号

Web Designing 2020年6月号

2020年4月17日発売 本誌:1,560円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

緊急特集【テレワーク】/世界のリサーチ結果をプレゼンやビジネスの武器にしよう!

サンプルデータはこちらから

■■■■■■■■■ Web Designing 6月号(4月17日発売)特集 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【緊急特集】テレワーク
リモートワーク・ビデオ会議の質を高めるための実践テクニック


世界の大規模なリサーチデータを集計して徹底分析!
Webビジネスの最新動向

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

<概要>

--【テレワーク】-----------------------------------------------------------------------
・リモートワークが余儀無くされる状況下、何からどう取り組めばいいか困っている人へ、
 企業として長くリモートワークに取り組んできた2社のノウハウを紹介。

・どんな機器、ツール、体制がおすすめ?
・円滑に、質の高いリモートワークを実現させるための実践ポイント



-【Webビジネスの最新動向】-----------------------------------------------------------------------
・公的機関をはじめ民間企業の独自調査など、90以上の世界中のリサーチ結果を見やすく整理。
 社内外の提案などで参考資料として使える資料集。

・ツール選定などの参考資料にもなります。

・リサーチ結果から各業界のプロが現在~近未来の潮流を優しく解説。

・Webマーケティング編(マーケティング全般、SNS、動画、ECなど)
 最新テクノロジー編(AI、RPA、IoT、VR、5Gなど) 
 採用&働き方編(テレワーク、採用、キャリア育成、組織改革など)
 
・目的なくして調査の意味はない! ユーザーリサーチの心得
・「調査屋」ではなく「戦略パートナー」にする! プロにリサーチを依頼するメリットとは?

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【Web Designing 6月号を読んだメリット】

・いますぐリモートワーク、Web会議などを整備するために必要な現場のノウハウがわかる
・リモートワーク、Web会議をより快適に行うための機器やツール、運用体制の参考になる

--------

・提案・プレゼンの根拠づけなどに使える
・ツール導入などの選択基準として使える
・Webビジネスの技術・働き方の潮流が把握できる
・ビジネスの最新動向を系統立てて把握できる
・リサーチ結果の数字を読み、自分のビジネスに活かせるノウハウが身に付く
・効果的なリサーチ方法、アンケートの設問の作り方などがわかる



【こんな悩みを持つ方にオススメ!】
■大事なビジネス方針を決めるのに、たった1つの調査結果だけで大丈夫かな…?
■プレゼン資料を作るのに、色々なデータをかき集める時間がない!
■マーケティング手法もテクノロジーも目まぐるしく変わっているけど、今のポイントを知りたい
■リサーチが必要なことはわかっているけど、そんな予算もないし何をしていいかわからない
■決裁者に提案を通すために効果的な数字やその見せ方が知りたい

など