2020.04.24
Topics! Web Designing 2020年6月号
「ブラウザに対するアプリの利用割合は増加傾向」「利用アプリ数も増加。『月に1回以上使う』は34.6個」
今号の特集は、「リサーチデータで読み解くWebビジネスの潮流」。データは、物事を客観的に捉え、さまざまな発見をする手段になります。ここではスマホアプリに関する調査を紹介。ぜひ実体験とも照らし合わせながら見てください。
ブラウザに対するアプリの利用割合は増加傾向
ニールセン デジタル株式会社は3月24日、2019年12月の日本におけるスマートフォン利用時間を発表した。同データは、日本全国8,000名(iOS、Android各4,000名)の調査協力モニターから取得する、アクセスログ情報で作成されるスマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー」に基づいたもの。2018年12月における同様の調査と比較すると、1日の利用時間は42分増加しているほか、アプリが占める割合は8ポイント増えている。同社は「アプリのマーケティング担当者やアプリ開発者にとっては大きなビジネスチャンスをもたらしている」と分析した。
(編集部)動画、ゲーム、SNSといった定期的にアクセスするものは、インストールしてあるアプリを利用することが個人的に多い気がします。特に、動画やゲームなどは1回でも長時間の利用になるため、この調査結果には納得です。
利用アプリ数も増加。「月に1回以上使う」は34.6個
ニールセンは、利用アプリ数に関する調査も公表。月に1回以上利用するアプリの個数は34.6個、そのうち月に31回以上利用するのは8.8個だった。前年のデータと比較すると、月1回以上が3.8個増えているのに対し、“ほぼ毎日”とも言える月31回以上が0.8個の微増になっていることから、同社は「消費者はアプリの選択肢が増えている中でも、日常的に利用するアプリは使い慣れているものにとどまる傾向にある」としている。なお、18~34歳の若年層に限ると、月1回以上は4.5個、31回以上は0.5個の増加だった。
(編集部)確かに、日々新しいアプリを試しに使ったりする一方で、毎日使うようなアプリはなかなか変化しない印象です。皆さんも自身のスマホを見ながら「どのアプリをどのくらい使っているか」確認してみると、何か気づきがあったり、必要なアプリを整理する機会になるかもしれません。