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特別企画 [PR] Web Designing 2020年2月号

クライアントの真価を見出し最適なブランドを構築する ―株式会社VOICE―

単なるデザイン会社ではなく、ブランド構築企業としてクライアントに携わることをミッションとするVOICE。だからこそ、Webサイトだけを課題解決の手段として捉えるのではなく、“クライアントの本当の価値”を見つけ出した上で最適なアウトプットを提供することを心がけているという。真価を見出すアプローチの背景にある、VOICEならではのノウハウとはどのようなものなのか。同社プランナーの塚田佑哉氏に話をうかがった。

ルビーロマン
青果店サカイダフルーツが取り扱うぶどう「ルビーロマン」のブランドサイト。石川県が誇る超高級ぶどうを全国に広げるため、生産を行う上での苦労やそこにかける生産者の思い、商品の魅力を文章と写真で表現している。ページのどこにいてもお取り寄せボタンが表示される導線設計や、品種名を意識したロゴ制作などにも注力。「お付き合いの長いお客様だけに期待を超えるためのハードルは高かったですが、その分喜んでいただけました」と塚田氏

 

自社プロジェクトの知見を還元しクライアントに成果をもたらす

クライアントを尊重し、正しい価値の提供にこだわるVOICE。そのために大切にしているのが、クライアント自身が気づいていない“本当の価値”を見出すことだと塚田氏は語る。

「お客様は気づいていないだけで、磨き上げていけば強力な武器になるようなものを持っているケースが多々あります。それを見つけ出し、磨き上げていくことが僕たちの仕事だと思っています」

そのためにVOICEは、できる限り直接取引にこだわり、クライアントとの密なコミュニケーションを心がけている。また同社は、Web領域以外のさまざまな自社プロジェクトも手がけていて、そこで得た知見がクライアントワークにも活かされているという。

「飲食店経営、食器ブランドの運営、工芸作家のプロデュースなどを行っています。こうした自社プロジェクトを通して、たとえば飲食店経営の場合では、お店の運営方法やWebサイトでの表現などで実験的な取り組みができ、新たな知見やデータを得ています。もともとVOICEのクリエイターがWebサイト以外の領域もデザインできるということを広めるためにスタートしました」

こうした強みが活かされた事例の一つが、「ルビーロマン」のブランドサイトだ。クライアントの青果店サカイダフルーツは、超高級ぶどうであるルビーロマン専用のWebサイトを制作することにした。

「取り扱う商品の希少性を訴求するために、生産に関するストーリーを伝える企画やデザインを提案しました。なかでも気を使ったのはSEO対策で、キーワード選定やレポーティングなどに注力した結果、前年と比べて数倍の売上を記録しました」

効果を発揮することができたのは、自社で運営する金沢の飲食店「フルオブビーンズ」のWebサイトで得た経験も大きい。

「金沢は観光地なので特徴的な飲食店も多くあります。その中からフルオブビーンズを選んでいただくために、定期的にニュース記事を更新するコンテンツマーケティングを実施してきました。これによりSEO効果が上がり、お店を深く知ってもらうことにも繋がります」

各案件で成果を出しているのは、それだけ確かなクリエイティブ力を持っている証だが、そんなVOICEのコーポレートサイトは意外なほどシンプルなつくりとなっている。

「当社のサイトは、余計なものを付けず、あるがままの姿で美しいカブトムシのようなクリエイティブを目指したいという思いを表現しています」

こうした確固たる信念があるからこそ、幅広い提案ができるのだろう。

一方で、物づくりへの探究心や遊び心も忘れていない。Gear8は自社サイトを“ショーケース”と位置付け、定期的にリニューアルを実施している。

「現在のサイトでは、海外展開を考える上で和の雰囲気を表現したデザインにしました。メインビジュアルは、実はローテクな撮り方をしているのですが、自社サイトだからこそ楽しみ、こだわりながら制作しています」(水野氏)

フルオブビーンズ
VOICEが経営するカフェ&ダイニング、フルオブビーンズのWebサイト。最近ではSNSやグルメサイトだけでプロモーションを完結する店舗も少なくないが、「本当に興味を持ってくださる方に対して、より深い情報を提供するために独自のサイトは重要という考えからサイトを運営しています」と塚田氏。定期的なニュース記事の更新はSEO対策だけではなく、ファンエンゲージメント向上のためでもある。店舗の空間デザインなどもVOICEのデザイナーが手がけている

 

ドメイン名の選定もブランディング視点で考える

前述の事例では、いずれもJPドメイン名が使われている。

「ドメイン名は、コンパクトで、エンドユーザーが直感的に理解しやすいものを意識しています。日本ということが明確になるので、『.jp』を一番最初にご提案させていただくことが多いですね。ルビーロマンとフルオブビーンズは、日本のブランドであることをアピールするため『.jp』にしました。自社サイトをコーポレートサイト感のある『.co.jp』ではなく『.jp』にしたのは、サイト開設当初は『.jp』が出たばかりの時期で、見た目がスマートだったのと、会社というよりはクリエイティブチームであるということを表現したかったからです」

つまり、JPドメイン名を使うことも含めて、ドメイン名の文字列もブランディングの一環であるということだ。このように、徹頭徹尾ブランドを重視しているVOICE。今後はどのような展望を抱いているのだろうか。

「クライアントワークとしては、要望を叶えるだけではなく、潜在的な価値を顕在化させる提案を続けていきたいと思っています。自社プロジェクトについても、新たなチャレンジをしたいという思いを持つ社員は大勢いますので、ボトムアップで進めていきたいですね」

VOICE
VOICEの自社サイト。同社が創業当初から目指している「カブトムシのようにシンプルな美しさ」を実現するため、極力装飾や演出を排した機能美のデザインとなっている。実績情報を最もユーザーに見てもらいたいコンテンツとして定め、それらをシンプルに見られる構成にした。常にトレンドをキャッチし続けていくため、数年ごとにリニューアルをしているという
株式会社VOICE 塚田佑哉氏
Webサイト制作をはじめ、映像やグラフィック、空間デザイン、店舗プロデュースなどを手がける総合型のブランド構築企業。石川県内を中心に北陸や首都圏のクライアントも多く、豊富な知見と実績を有する。  https://www.brandvoice.jp

企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)

掲載号

Web Designing 2020年2月号

Web Designing 2020年2月号

2019年12月18日発売 本誌:1,560円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

効果的なコミュニケーションを生む“ベストチーム”のつくりかた

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予定通りに進まないWeb制作の壁を突破せよ!

失敗しない
Webビジネスのプロジェクトマネジメント

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Webビジネス、ひいてはWebサイト制作のプロジェクトにおいて、「当たり前」でありながらも最大の難関と言えるのが、
「予定通りに完遂する」ではないでしょうか。

クライアントと制作サイド、どちらも大勢の人間が関わり、多くのステークホルダーが存在するWebのプロジェクトでは、
全員の共有がうまくいかなかったり、責任の所在が曖昧になったり、立ち上げ当初には思いもよらなかったトラブルが発生したりと
スムーズに進めることが難しくなってきます。

しかし、スピードが勝負のWebビジネスの世界において、プロジェクトの遅れは致命傷になりかねません。
また、万が一プロジェクトがうまくいかないと、利益の損失、機会の損失はもちろん信頼の損失にも繋がります。

そこでWeb Designing2020年2月号では、

「なぜ、プロジェクトはうまく進まないのか」

を掲げ、その原因の中でも特に重要な
「スケジュール」「コミュニケーション」にフォーカスして
機会損失・利益損失・信頼損失の事態にならず成果をあげる「失敗しないプロジェクトマネジメント」のコツを
お届けします。



【こんな方におすすめ】
◎クライアントワークで上流から関わる制作会社のディレクター、デザイナー
・企業のIT推進担当、Web担当者、マーケター


【内容(予定)】
●プロジェクトの流れを把握しよう
●失敗しない「ゴール設定」
●失敗しない「チーム作り」
●失敗しない「状況把握」
●失敗しない「内外調整」
●失敗しない「成果・評価」

●定例会議がグレードアップする「プロジェクトスプリント」
●PM担当者のための理想のPDCAサイクル
●目的が途中でブレないために「なぜ」を追求せよ

●プロジェクトを円滑に進める最強ツール活用術
Backlog/Googleスプレッドシート&Microsoft Excel/Trello/Slack/Chatwork

●Webビジネスのプロジェクトマネージャー育成/採用講座

●動画のプロジェクトマネジメント
●SNSのプロジェクトマネジメント

『Web Designing』2020年2月号の連載記事「知的財産権にまつわるエトセトラ」に誤りがございました。
下記の通り訂正し、読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

129ページ右段上から3行目について
(誤)市立芸大
(正)造形芸大