2019.04.18
特別企画 [PR] Web Designing 2019年6月号
デザイナー × エンジニア 溝を生まないゆめみ流仕事術 デザイナーが成長する開発現場
アプリ開発やWebデザインの制作現場で必ずと言っていいほど生じるのが、デザイナーとエンジニアの“衝突”。特に大規模な開発を手がける会社になればなるほど、その溝は大きくなりがちです。そうしたなか、衝突するのではなく、融合することでクオリティの高い開発を行う株式会社ゆめみの仕事術を伺いました。
エンジニアがデザイナーをリスペクトする社風
100名以上のエンジニアに対し、約20名のデザイナーが在籍する株式会社ゆめみ。アプリ開発業務が主たる会社では、どうしてもプランナーやエンジニアの意見が強くなり、デザイナーの肩身が狭くなることも少なくありません。しかし、入社して3年という小里拓夫さんは、デザイナーとしてのゆめみの働きやすさに驚いたと言います。
「入社して何より驚いたのはエンジニアとの壁がないことです。デザイナーの提案をリスペクトしてくれているし、耳を傾けてくれる環境に驚きました」
どのような意見にも耳を傾ける環境はデザイナーに対してだけではなく、エンジニアに対しても同じ。エンジニアチームのリーダーを務める桑原聖仁さんも、小里さんの意見に同意します。
「ゆめみに入社してまず驚いたのはコミュニケーションの多さです。エンジニアはきれいなシステムをつくりたいという思いが強いあまり、デザイナーやプランナーと衝突することも多いのですが、ゆめみのエンジニア全体が『お客様の要望を形にするデザイナーの意見を尊重すべき』という考え方を持っているように感じます。もちろん、よりよいものにするために意見を言い合うことはありますが、プランナー、デザイナー、エンジニアがそれぞれの仕事に対して、非常にリスペクトを持って仕事にあたっていると感じます」
コミュニケーションが円滑な理由は、業務フローにもヒントがあります。ゆめみにはプランニングの段階から、デザイナーやエンジニアとディスカッションを積極的に行い、クライアントへ提案するフローが根付いていると話すのはプランナーの吉田理穂さんです。
「お客様の実現したいことや課題をヒアリングして、企画を考え、提案するのがプランナーの役割ですが、ゆめみでは企画段階でデザイナーやエンジニアなどと話し合い、懸念点も考え抜いたものをお客様に提案しています。ですから、デザイナーやエンジニアを“かやの外”にした仕様書のまま、業務が進むことはありません。デザインや開発に特化している会社では、こうしたフローはなかなか組みにくいのではないでしょうか」
開発の手法をデザイナーが取り入れてスキルアップ
プランニング段階からデザイナーとしての仕事が尊重されるゆめみの制作現場。仕事を続けることで、新たな発見も多いと小里さんは言います。そのひとつが業務の効率化。同社ではGitHubやFigmaなどのツールをはじめ、チケットドリブン開発など、エンジニアが使用することの多いツールや手法をデザイナーも積極的に使用しています。
「ゆめみに入社する前から、こうしたツールや手法に興味はありましたが、ハードルが高いと思っていました。でも、ゆめみではこうしたツールに慣れた人が多いこともあって、わからないことは周りに聞いて、非常に効率的に仕事が進められるようになりました。ツールや開発の手法は思考そのものを変えてくれるきっかけになるので、デザイナーとしてのスキルにもいい影響を与えます。ゆめみではデザインで足りない部分をエンジニアが指摘したり、補ってくれたりすることも非常に多く、刺激を受けることが多いですね」(小里さん)
円滑なコミュニケーションと、開発会社ならではの手法を融合させることで、デザイナーとエンジニアが良好な関係を築いているゆめみ。吉田さんは、ゆめみのデザイナーを「ちょうつがい」にたとえて、欠かせない存在と言います。
「アプリ開発では、プランナーが企画をブラッシュアップして、ある段階から開発にシフトしていきますが、お客様が実現したいこと、プランナーが提案したいことをデザイナーが可視化して、エンジニアへとつないでくれる。ゆめみでは絶対に欠かせない存在なんです」
「やりたいことがあれば、どんなことでも実現できる環境と、サポートしてくれるメンバーがいる」(小里さん)というゆめみ。デザインを極めたい人にとっても、デザイナーという範疇を超えて活躍したい人にとっても、理想的な会社と言えそうです。
企画協力:株式会社ゆめみ