こんにちは。将棋世界編集部です。
既報の通り、乃木坂46の伊藤かりんさんが、日本将棋連盟から1級認定状を授与されました。
将棋世界連載中の「かりんの将棋上り坂」、この日は特別ゲストとして中川大輔八段にご登場いただき、四枚落ちの実戦を行いました。いわゆる認定試験ですね。
しかし、序盤早々、事件が起きます!
かりんさんが戸辺六段から伝授されていた作戦は2つあったのですが、かりんさんはそれをうっかり混同してしまい、自ら未知の局面に突入してしまいました。その組み上がりが第1図。将棋世界2月号と3月号をお読みいただければ微妙な違いが分かると思います。
見守っている戸辺六段も気が気でなかったのではないでしょうか。しかし、そこでかりんさんが構想力を発揮。第2図以下△8五同歩▲同桂△8四歩▲9三桂成と進めて、見事、端を攻略しました。
途中、自陣の角を使いにいく感覚に中川八段も感心。そして迎えた最終盤。第3図から▲4四金△2二銀▲3四金が好手。この瞬間は△同玉しかなく、以下▲4五銀で上手玉を追いつめます。
さあ、結果はどうだったでしょうか。詳しくは将棋世界4月号(3月3日発売)をご覧ください。
1級認定状を手渡されるかりんさん
認定状を手に笑顔で記念撮影