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新刊案内「研究で勝つ!相横歩取りのすべて」 ~例の▲4六角に対して高確率で勝つ方法~

2015.08.26 | 島田修二

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皆さんこんにちは。
自席の下に傘が5本くらいある編集部の島田です。

今日は9月15日発売の新刊、飯島先生の「研究で勝つ!相横歩取りのすべて」を微力ながら全力で紹介してみたいと存じます。



単刀直入に申し上げますと、この本は神本です。
飯島先生の前作「横歩取り超急戦のすべて」も神本でしたが、まさかの2作連続の神認定です。(自分基準)

先手が▲3四飛と取ってきたらもうガッツポーズ、そこから相横歩にして勝つための方法が全部書いてあります。この本自体が秘宝みたいなもんです。

書籍が発売されるまで、将棋クエストで勝ち星を稼ぎます。(編集者の特権)


さて、今日は本書の中で私が特に「使える!」と思って、すでに使っている指し方を紹介します。


まず、▲3四飛と横歩を取ったところから△8八角成▲同銀△7六飛。



相横歩取りの基本図ですね。

ここから大抵の人は▲7七銀△7四飛▲同飛△同歩▲4六角としてきます。



先日も紹介した青野流▲4六角です。

全然話がそれますけど青野先生って横歩取り△3三角戦法でも青野流があるし、鷺ノ宮定跡もあるし、アイディアがすごいですね。

で、定跡はこの▲4六角に対して△8二角▲同角△同銀▲5五角△8五飛。



なんですが、私が本日紹介したいのは▲4六角に対して△2七角!!という手です。



なにー!?まさかそんな手が!?

これ、真田流△2七角というそうです。
▲4六角と香取りに打たれたのを無視してぼんやりと△2七角。

先手の人はこう思うはずです。
さてはこの人、定跡知らないな」と、そして▲9一角成と香を取るでしょう。



しかし、この局面がすでに後手の術中にはまっており、後手優勢という!!

いやー、びっくりこいた。

具体的には△4九角成!▲同玉△2八歩!▲同銀・・・。みたいな感じです。詳しくは書籍をご覧ください。

どーですか、皆さん。
「香取りに▲4六角と打たれたのにそれを無視して△2七角」の破壊力は。

ちなみにこの△2七角に対して、▲9一角成は悪いとして、他に

角に当てる▲3八銀




金をかわす▲4八金





先に下段飛車を受ける▲7九金



などが考えられそうですが、驚くなかれ、すべて後手が良くなります!

じゃーどうすりゃいいんだよ、と思いましたね?

書籍ではこう書いてあります。


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△2七角がかなり有力な手であることはお分かりいただけたと思う。アマチュアの一発勝負なら、相当の確率で後手が勝つと思う。これも相横歩取りの面白さだ。
私も最初は先手の対策が分からなかったのだが、真田七段に教えてもらった最善手をご紹介しよう。

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真田七段に教えてもらった最善手」は書籍でご確認ください。

気になるー。


発売は9月15日です。

ご期待ください!





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