新刊「必殺の決め手」から１問出題

皆さんこんにちは。
最近スマホの挙動がおかしくなってきてそろそろ寿命が近いのではと思ってる藤原です。


今週は必殺の決め手から１問出題。



図は△４八銀とかなり囲いに迫られているが、まだ横に利く駒を渡さなければ大丈夫な場面。これを生かして寄せに生きたいですが果たして正解はなんでしょうか。


パッと見で分かってしまう方もいるかもしれませんが、分からないという方もご安心ください。この本には全問に「ヒント」と「候補手」が用意されています。
今回の問題ではこんな感じ。



候補手は上に書いてある通りＡ▲８八角、Ｂ▲３一金、Ｃ▲３三香の三つ。
どれも有力そうな手ですが、当然ながら正解は一つ。
正解が分かったという方もその後の寄せ手順や正解以外の候補手がなぜ間違いなのかも考えてみてください。
答えは最後に。


この本の趣旨は「自玉には少し余裕があるものの、相手玉にもまだ詰みはない」という局面を選んでいます。敵玉の寄せはもちろん、自玉の危険度や互いの持駒など考えることは多いですが、その分読みの力が鍛えられるはずです。
この本を通してぜひ終盤戦の「勘」を磨いてもらえればと思います。
発売は４月14日となっております。お楽しみに。



















※解答


正解は玉頭にたたき込むＣ▲３三香！



△同桂や△同金は▲３一金以下詰み。△同玉は▲３一龍△３二香▲２二角△２四玉▲２六香で先手勝勢となります。
Ａ▲８八角は詰めろ飛車取り、Ｂ▲３一金も王手で迫って良さそうですがどちらも後手にうまい手順があって先手が負けてしまいます。その順はぜひ本書でご確認いただければと思います。