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週刊将棋

下村記者の棋楽にいこう 第41手 週将記者の一番長い日

2015.03.03 | 

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皆さんこんにちは。週刊将棋の下村です。A級順位戦の最終局の余韻が残る火曜日です。結局、名人戦の挑戦者は決まらず、4者プレーオフになりました。将棋界の一番長い日と呼ばれるこの日は、週将記者にとっても一番長い日となりました。

最終局の取材体制はチームを組んで複数で行います。全5局を大体3人程度で担当局を決めて取材しますが、全局が終了するのが大体深夜の2時~3時頃です。全部の取材が終わると、祭りの後の高揚感を静めるために、週将記者同士で朝の始発電車が動くまで、ササヤカな打ち上げをすることが毎年の恒例となっています。

ただし金曜日となれば話は別です。編集部に戻って土曜日朝までに原稿と写真をすべて仕上げねばならないので、時間と眠気との戦いで打ち上げをする余裕はありません。(週刊将棋は土曜日印刷)。今回は日曜日の対局ということもあり、原稿を書く慌しさはありませんでしたので、朝の始発電車が出るまで、将棋世界の取材チームと合同で、打ち上げをしました。

そういえば昨年は、金曜深夜のA級順位戦で、しかも初の静岡市対局でしたね。筆者のほか、荒井、渡部記者と3人で取材したのですが、9時開始と通常の10時よりも1時間早く対局開始でしたので、その分原稿も早く書き終わりました。そして静岡の街に繰り出し、少しだけ打ち上げに出た記憶が蘇りました。そのときの様子を筆者は、後日の特集「ザ・舞台裏、A級順位戦最終局in静岡」の、週将記者の動きをタイムテーブルで記しておりましたので、せっかくですのでここで再現してみます。

【本紙 2014年4月2日号より】
【3月6日】
12:23 下村康史記者(以下筆者)がこだま649号で静岡駅着。宿泊ホテルに荷物を預けて浮月楼に向かう。
13:00 関係者に挨拶回り。対局室、控室、前夜祭会場など動線をチェック。結婚式を挙げる新郎新婦が至る所で見られて、筆者も幸せな気分になる。
14:00 浮月楼本館ロビーに久能山東照宮参拝ツアー参加のファン、棋士、関係者が集合。筆者は対局室検分の取材があるので一行を見送る。
14:30 近くの回転寿司で遅い昼食。地魚の3点盛り(黒ムツ、平目、真鯛)は美味だった。出張先でつい気が緩んで奮発したが、ランチにしては高すぎる2000円以上と痛い出費で激しく後悔した。
15:00 少し時間があいたので、徳川家康が最晩年を過ごした駿府城跡を散策。
16:00 近隣のビジネスホテルにチェックイン。関係者が泊まる浮月楼に隣接のホテルは満室で取れなかった。
16:30 対局室検分を取材。10人のA級棋士の他、棋士、関係者多数で圧倒された。次々と5部屋を順番に検分を終えた。
18:30 前夜祭取材開始。週将1面のメーン写真は、対局者の集合写真と決めていたのでまずは撮影の場所取り。
19:00 記念撮影。筆者のカメラのフレームには、ヨコ並びの10人は入らない。大ピンチ!かと思いきや、他社のカメラマンが「2列で並んでお願いします!」なんとか10人がフレームに入り一安心。
20:30 前夜祭終了。ホテルに戻り撮った写真の整理。
21:00 昼食は予算をオーバーしたので、夕食は牛丼チェーン店で安く済ます。
22:00 ホテルに戻り見出し、囲み記事、写真などを編集部に送信。
【3月7日】
8:00 早めに対局場入り。まずは動線をチェック。
8:30 対局場となる明輝館入り口付近で対局者の出待ち。報道関係者多数。
9:00 対局開始。各5局の部屋を順番に周り、撮影を済ます。
10:00 本館2階の「月光の間」でサイン会、指導対局開始。撮影に専念。
11:30 テレビクルーが厨房で昼食の調理の模様を取材。記者も便乗させてもらい同行、調理の模様を撮影する。
12:10 昼食休憩。
14:00頃 荒井勝記者、渡部壮大記者が東京から合流。僚紙の将棋世界も田名後編集長、国沢副編集長が取材に来ている。5局中羽生―深浦戦、谷川―深浦戦は渡部記者、屋敷―行方、三浦―久保戦は荒井記者。渡辺―佐藤戦は筆者が取材の担当することになっている。
15:00 元週刊将棋記者でもある内田晶さん、この日は囲碁将棋チャンネルのリポーターとして活躍。飯島栄治七段に形勢判断を聞いている。
18:10 夕食休憩。
19:00 内田さん、今度は囲碁将棋チャンネルでスタジオで収録。筆者もスタジオの雰囲気を撮影させてもらう。
21:00 屋敷―行方戦が終わり、荒井記者が対局室に向かう。
23:00 対局がどこも終局間際。渡部記者は同時に2局終了を心配している。担当局が2局なので同時に終わると感想戦が被りどちらかは聞けないのだ。
【3月8日】
1:00 4局の感想戦が終了して控室に戻る。筆者は毎日新聞山村英樹記者からタイムテーブル原稿を受け取る。いつもありがとうございます。後は荒井記者が担当する三浦―久保戦が残っているが、一向に終わる気配がない。断腸の思いで荒井記者を現場に置いて、渡部記者と先にホテルに戻る。
1:30 自室に戻り原稿の執筆開始。締め切りは8時半と7時間もある。
3:00 筆者の原稿が終わった。渡部記者の原稿ももうすぐ終わるようだ。
4:10 筆者、渡部記者で軽く打ち上げに外に出る。荒井記者も誘うがまだ執筆中のようである。
5:20 居酒屋が閉店のために追い出される。仕方なくホテルに戻る。
5:30 しばしの睡眠。
6:30 荒井記者の原稿が終わったようである。
8:30 東京の編集部に原稿漏れがないか連絡。無事入稿が確認され、とりあえず仕事は終了。再びしばしの睡眠。
11:00 チェックアウト。10時チェックアウトより1時間ゆっくりできるのは意外に重要。週将記者が出張でホテルを選ぶ一つの基準にもなっている。
11:40 筆者は渡部記者とともに静岡駅から新幹線で帰京。
13:00 筆者は編集部に戻り残務整理、渡部記者は途中の品川駅で下車して奨励会三段リーグ最終日の模様を見に将棋会館に向かった。荒井記者は筆者よりも遅れて編集部に到着。ようやく「週将記者の一番長い日」も終わった。
(本紙・下村康史)

と、週将記者の働きぶりはいかがだったでしょうか。打ち上げは荒井記者を置いて、筆者と渡部記者の2人で行ってましたね(苦笑)。
 

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