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新刊案内「わかる!勝てる!!現代相振り飛車」 ~なぜ3手目▲6六歩は減ったのか?~

2015.01.14 | 藤原 哲

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皆さんこんにちは。正月はほとんど実家で囲碁をしていた編集部の藤原です。
 
今回紹介するのは「わかる!勝てる!!」シリーズの第2弾。
「わかる! 勝てる!! 現代相振り飛車」です。
 
 
 
力戦になりやすく、囲いや飛車を振るバリエーションも多い難しい戦型を高崎一生六段が分かりやすく解説します。
今回のテーマは「角道を止めない相振り飛車」。角道を止めない振り飛車の流行は当然ながら相振り飛車にも大きく影響を与えています。
よって第1章が石田流、第2章が3手目▲6八飛という構成になっているのですが、その前に、帯にも書いてあります「3手目▲6六歩はなぜ減ったのか?」ということについて序章で触れられています。
題して「3手目▲6六歩の基本と変遷」。長らく相振り飛車の主流だった▲6六歩の基本と指されなくなってきている理由が20ページにもわたって述べられています。
 
 
今日はその序章から一部ご紹介。
 
 
 
 
3手目▲6六歩から3筋を交換された先手が、普通に収めるのは面白くないとみて矢倉を目指したところ。
ここで後手が普通に石田流に組むと矢倉の上部の厚さが生きてしまい、後手は全く攻めにならないというのが上のページの結論。
ならばと後手は下の図のようないわゆる「矢倉崩し」の攻撃陣を作ってきます。
 
 
 
 
ただこの「矢倉崩し」も石田流よりは攻撃力は高いものの、それでも先手の矢倉を攻略するのは大変。したがって後手はさらに工夫を重ね、先手もそれ追随して対処方を編み出していくのですが……。
続きは本書を読んで確認していただければと思います。
 
 
相振り飛車は振り飛車党にとって避けては通れない戦法。
苦手意識を持っている方も多い(私も苦手です…)かもしれませんが、この本を読んでぜひ相振り飛車のポイントを押さえていただきたいです。
発売は2月ごろを予定しています。お楽しみに。