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新刊「居飛車穴熊の教科書」で解決した長年の疑問

2014.10.10 | 島田修二

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皆さんこんにちは。
今年もノーベル賞に惜しくも届かなかった島田です。

大型の台風が近付いているそうなので、
今日は今月の新刊「居飛車穴熊の教科書」を紹介したいと思います。(脈絡なし)



本書は将棋の教科書シリーズの一冊でありまして、
居飛車穴熊を扱ったものです。(見れば分かる)

この本は私が考えていた居飛車必敗の図を見事に解決してくれました。
これで恐れずに四間飛車にイビアナを組むことができるようになったのです。
まさに「ボールは友達、怖くない」(有名なサッカー漫画の主人公のセリフより抜粋)の心境でございます。

まずは100万円だまし取られたと思って次の図を見てください。



四間飛車VS居飛車穴熊ではよくある図ですよね。
私がいつも困るなーと思っていたのはここから△5五歩▲同歩△同銀とされる順です。

こうです。



さてこの図、とりあえず棒銀みたいに4筋を攻められてます。
受けようと思いますよね。
でも、▲4二飛は△6五歩、▲6八角は△6五歩でも△5六歩でも悪い。というか一瞬で必敗に陥ります。

 この△4四銀~△5五歩の仕掛けが(私にとって)四間飛車最強の仕掛けで受けがないのです。
 この変化のせいで私は「四間飛車には△4五歩早仕掛け」を貫いてきたのです。(これも勝てない)

ただ、高橋道雄先生が「居飛車穴熊の教科書」で私に光を与えてくださいました。
おお、神よ。

それが、△5五歩▲同歩△同銀に対して
▲2四歩△同歩▲3五歩!!とする順です。



まじ!?2筋と3筋を突くだけ!?そんなにカンタンでいいんすか?
ハッシュドビーフ、デミグラスソースが決め手なの♪

高橋先生はこうおっしゃっています。
「ここで△4六歩と突いてきても▲3四歩△2二角▲4六歩△同銀▲同銀△同飛▲2四飛とさばき合って、先手も十分指せる」

確かに!ありがとうございます高橋先生!
早速ネット将棋で使ってきます!!

私と同じように、角道を止める四間飛車に普通にてこずっている皆さん、ぜひこの本を読んでみてください。輝く未来がそこに待っているはずですから。