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週刊将棋

渡部記者の将棋三昧@オススメの勉強法

2014.08.28 | 

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 先週の土日は特にすることがなかったので、家で勉強を中心に過ごしていました。そんなわけで、今週は将棋の勉強法について振り返ってみます。
 
 16歳の時に本格的に将棋を始めてからは、ひたすらネット将棋を指していました。一年で2000局くらいでしたでしょうか。誰でも将棋を指していればある程度は強くなるようで、アマ10級レベルから24の初段に。17歳の頃から大会に出て、将棋の駒を持つようになりました。
 
 その後は将棋にさらにハマって、将棋の本をジャンル問わず買い漁りました。このころ趣味は将棋の本を読むことになっていました。お気に入りは定跡書と手筋本。
 
 19歳の時に県代表になってからは、本格的に勉強を始めようと思って、棋譜並べや詰将棋にも取り組むようになりました。基本的な勉強法は今も変わっていません。
 
 勉強法を羅列すると
・実戦
・定跡書
・詰将棋、手筋、必至
・棋譜並べ
と、大まかに4つにわけられるでしょうか。
 ここだけの話ですが、詰将棋をより効果的にする方法があります。それは自分の実力で無理なく解けるレベルの問題を、頭の中で解くこと。その際図面を見ながらでなく、図面を記憶して脳内で読み切りましょう。経験上、これが最も詰将棋の効能が出ると思います(やると分かりますが、結構疲れます……)。
 棋譜並べについてはあまり考えず、ポンポン手で並べてしまうのが効果的だと思います。アマチュアレベルでプロが何時間も考えた手の意味が分かるわけありませんからね。少しでも多く並べ、感覚を吸収するのが大事です(プロ級の人ならもちろん話は別です)。
 定跡書に関しては今の立場で言うと宣伝になってしまいますが、一冊でも多く読んだ方がいいです。仮に指さない戦型でも、逆に新しい発見があるかもしれませんので。ちなみに私はそのおかげでオールラウンダーになってしまいました。
 
 上達の方法をファンに伝えるのが将棋出版界の編集者として大切な仕事の一つですから、いくつになっても上達を諦めず、身をもって試していきたいものです。