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推理将棋、の解答

2014.08.28 | 小野寺隼

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前回の推理将棋に対して予想以上の反響がありました。
特に、編集部の方々から「本当に答えがあるの?」という質問を受けました。
「難しくてまだ答えが分からない」といわれずに問題の条件ミスまたは問題文の誤記を疑われるあたりに日頃の行いの悪さを感じます。



また、唐突に「推理将棋」といわれてもルールが分からないのでは?と指摘を受け、いまさらながら説明します。

「初期局面からルールに反しない着手で(指し手の善悪は問わない)与えられた条件を満たす局面に至る手順を示せ」という感じでしょうか。
「手順中の成/不成を厳密に区別する」とか、「取られれば詰む無駄合を有効な着手として考える」とか細かいルールがあるので、明文化するのは難しいですね。
当然、王手放置や自ら王手になるような着手な反則です。



前回の問題に戻りまして、条件は
・10手で二歩かつ打ち歩詰めで後手の反則負け
・6七に歩ではなく別の駒を打てば後手の勝ちだった
・先手は桂を跳ねた
ということです。

そして作意手順は▲7八飛△3四歩▲5八玉△7七角成▲6六歩△7六馬▲6八玉△4九馬▲7七桂(図)に△6七歩打で後手の反則負け。



考えていただいた方に感謝いたします。